「これで通常料金をとらないでほしい」映画ざんねんないきもの事典 バフィーさんの映画レビュー(感想・評価)
これで通常料金をとらないでほしい
「ざんねんないきもの辞典」が映画化……といっても、3つの短編集のようなもの。NHKで放送されていたものは淡々と動物たちを紹介していくものだったのに対して、今作においては、ストーリー性のある作品になっているという点で、映画として機能はしている。
決して悪い作品ではないし、可愛らしいアニメーションで、それなりに学びもあって、家族で観る分には申し分ない作品ではある。
コアラとウォンバットの祖先であるディプロトドンが登場するなど、動物好きをうならせる、なかなかマニアックなネタも含まれていて、いつまでも観ていられる。
しかし、どうもテレビでの放送が丁度良いぐらいのテイストで、映画館にまで行って観るものかというと、かなり疑問を感じずにはいられない。
しかも「おかあさんといっしょ」や「しまじろう」の映画みたいに特別料金ではなく、がっつりとした一般的な映画料金をとられるというのも納得できない。
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