「【”恩讐の彼方に・・”クリント・イーストウッドのように、俳優としても映画監督としても一流というのは、稀有な事なのだな・・、と思ってしまったオーケストラをテーマにしながら高揚感なき、隔靴掻痒作品・・。】」太陽とボレロ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”恩讐の彼方に・・”クリント・イーストウッドのように、俳優としても映画監督としても一流というのは、稀有な事なのだな・・、と思ってしまったオーケストラをテーマにしながら高揚感なき、隔靴掻痒作品・・。】
■オーケストラを扱った映画で秀作が多いのは、
1.団員、一人一人の個性及び関係性が嫌みなく描かれている。
2.扱われたオーケストラが存続の危機に立っており、団員たちが結束して盛り返していく。
3.ラスト、皆が懸命に練習し、団結した演奏シーンが素晴しい。
と言った要素が、映画に向いているからなのでは、と勝手に思っている。
◆感想
・今作を鑑賞して、隔靴掻痒感を感じた理由は、上記1.2.3.が上手く表現されていないからだと思う。余り、鑑賞映画を貶したくはないので、ここまでの記載とする。
・私は今作の監督・脚本を執筆した方の初作「TAP THE LAST SHOW」、次作「轢き逃げ 再興の最悪の日」とも偶々、劇場で鑑賞している。
結論から言うとどちらの作品も面白くはあったのだが、気になる点(特に脚本、演出)が結構あった。
今作でも、同様の感を抱いてしまったのである。
<映画監督という職業は、お金の調達も含め大変なのだなあ、と思った作品。
日本で俳優と監督を兼任している方は少ない。
それ故に、次作は是非、初作以上のレベルの作品作りをお願いしたいと思います。
応援していますので。>
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