最後の日々 生存者が語るホロコーストのレビュー・感想・評価
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民主制への客観性と帝政の憧れと絶望
内容は第二次世界大戦末期のユダヤ教信者集団虐殺の内情と生き残った人によるその後の話。印象に残ったのは加害者ドイツ人医師と姉と生き別れになった生き残りのユダヤ人妹が姉の死の真相を直接追求する場面で、カルテを記載した自称潔白なドイツ人医師に対して過激な問い掛けはせず、濁された答えに納得いかない憤りを感じる所がこのホロコーストの意味合いでもあり根深い問題だと感じた。全ての人の人生に意味は無いと思うが意味を持たせたいと思う人も沢山いるのだなぁと感じる作品でした。
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