「原作から余計な変更が多くてツッコミどころ増えた」そして、バトンは渡された 柴犬さんの映画レビュー(感想・評価)
原作から余計な変更が多くてツッコミどころ増えた
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色々と細かい所を原作と変えているが、余計な変更が多すぎて、ツッコミどころが多い。
子供よりも自分の夢を選んで外国に行ってしまう実父はサイテー。単なるバカ親に見えた。こんなの、優子が『私は父に捨てられた』って思うような重大案件。
子供がいる事を披露宴当日まで隠していた梨花がやってる事は詐欺師レベル。
それをのほほんと受け入れる森宮さん、こんな人いるかよ?
いじめていたクラスメイトが手のひら返して優子に近づき、それをなんとも思わずに優子は受け入れて仲良くなる。ここまで来ると、優子が単なるお人好しのバカに見えてくる。
原作の
『やむを得ず外国に行かざるを得なくなった実父の苦悩』
『子供を安心して託せる人を命懸けで探した梨花の意志』
『子持ちなのを知りながらも結婚を決めた森宮の決意』
『友達が何よりも優先と思いがちな10代において、優子は友達は優先ではないと考えるに至るまでの優子の複雑な生い立ち』
この要素って『家族のつながり』を描いている映画なら、このような変更をすべきではなかったと思う。
映画もそれなりに感動物語ではあったけれど、なぜこんな余計な変更をしちゃったかなぁ。
必ずしも原作に忠実にする必要は無いと思うけれど、これなら変更しない方が良かった。
ただ、この映画自体は好きです。キャスティングも素晴らしいと思いました。
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