「石原さとみに脱帽」そして、バトンは渡された Bratscheさんの映画レビュー(感想・評価)
石原さとみに脱帽
とても良かった。
息子がだいぶ前に原作を買って、絶賛していた作品。
映画を楽しみにしてはいたんですが、期待以上でした。
私は原作を読んでないのだけど、それぞれのキャラが立ってますよね。そして、俳優陣が素晴らしく上手かった。
話の根幹は、大して珍しくもないストーリー。
一言でいえば、親子愛を軸にした物語。
そして、それぞれのキャラのやってることは、ちょっと奇抜。とくに、お母さん(石原さとみ)の面白エピソードがいくつも出てくる。
ちょっと間違えれば、陳腐なドタバタ劇にもなり得る素材の組み合わせだと思うんですけどね。
突飛なことをしている様で、それが深い愛情に裏付けられていることが、後からわかっていく。
石原さとみの演技の奥深さが凄いんですよ。
ちょっとした表情の変化とかで、しっかり伏線が張られている。
石原さとみ・永野芽郁、そして、市村正親の演技が白眉でした。
また、高校時代のエピソードに出てくる「旅立ちの日に」が良いですねぇ。卒業式の定番の合唱曲。
我が家の息子や長女もこの曲のピアノ伴奏をやっているので、彼らの思い出も重なって、よけいに泣けました。
原作を読んでから、もう1回、観に行こうかな。
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