「やさしい世界」そして、バトンは渡された コトナリさんの映画レビュー(感想・評価)
やさしい世界
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今の世代の感動系なのか登場人物みんないい人であり懐がでかい。
虐待もなければイジメ(ライトには有るが)もない。
原作未読の強みか、二つの時代をうまく伝え分けあたかも二つの別の家族にして見せ、それが実は同一であった時の驚きと感動は凄い良かった。
リカさんの逞しい生きざまは強い人で間違いなく、その強さは奔放で自己中でわがままに見えるが、美しさもあり憎めない魅力を放っていた。
その生きざまが病のせいと分かる所でもぐっと来てしまう。
君のすい臓を食べたいもそうだが、原作未読で有るがゆえに何の憂いもなくただ作品を楽しめたのは本当にラッキーだった。
バトンとは良いね。よく使われる表現だけど、リレーの選手みんなが全力で次の人へ渡そうと努力する。大事に落とさないように使命感を持って。
バトンは嫌なものじゃなくみんなの期待と興奮と感動、そして声援を連れてくる。
小さな時は転んだ森宮さんも立派に選手として完走したね。
伏線が回収されいろいろ繋がれていた事が分かると泣ける。
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