「2回は観て欲しい。国民みんなの娘」そして、バトンは渡された momoさんの映画レビュー(感想・評価)
2回は観て欲しい。国民みんなの娘
子どもはみんなで育てればいいんだな。実の親でなくても、愛情いっぱいに育てられた子はかくも優しい素敵な子になるのだ。
永野芽郁ちゃんは日本国民みんなの娘にふさわしい。
優子の役を違う女優でなんて考えられないくらいピッタリだ。
石原さとみも最高!無邪気な明るさ、奔放さ、人懐っこさ、だらしなさ、したたかさ、儚さ、くるくる変わる色んな表情。石原さとみにしか出せない梨花だろう。
スタイリストさんのセンスも素敵で、石原さとみの衣装はどれもこれも可愛かったなー。
田中圭、市村正親、大森南朋の三父親もそれぞれはまり役。
たくさんの愛に溢れた映画だ。
子役の稲垣来泉ちゃんが雨の中傘を放り投げて躍るシーンがとても素敵!
映画化に当たり、幼少期を優子とわからせず、みいたんとみんなが呼んでいた所は小説よりよかったな。
みいたんと優子が重なった時に1回目なるほど、やられたなと思い、後半の手紙が届く辺りからのどんでん返しにまたやられたなと思う素敵な構成。
小説よりも映画の方が格段に好き!
梨花は身を隠して優子と会わないままの方が心情も理解しやすいし、素敵だ。病室で優子にぺらぺらネタばらししたり、式に参列する小説の梨花よりずっといい。
出てくる食事もロールキャベツにホイコーロー、バスタにスープに、パンの耳だってフレンチトーストになってしまってとっても美味しそう!
原作のカツ丼とか煮付けとかラーメンよりもいいな。
アンパンマンの曲があんな名曲になるのもびっくり。
卒業式のシーンも含め各所にピアノ曲が流れるのもよかったな。
泣けるというよりも、ジーンとくるハートフルな映画で、誰が見ても楽しめるいい作品に仕上がってました。
↑と書いていましたが、2回目見たらもう石原さとみと田中圭を見る度に涙が止まりませんでした。
是非とも2回は観て欲しい映画です。点数も上げました。