「子どもを想う親の愛が溢れる映画」そして、バトンは渡された かわさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもを想う親の愛が溢れる映画
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他の方も書いていますが予備知識なしで観た方が楽しめる構成になってます。
私は原作は未読なのですが大まかなあらすじは知った状態で鑑賞しました。
原作通りなのか、映画での演出なのか?
みぃたんと優子の2人それぞれを中心として2つの軸で物語が進みます。
早くに母親を亡くして父子家庭のみぃたん。
そんなみぃたんに梨花という新しい母親ができます。
梨花は血のつながらないみぃたんに沢山の愛情を注いでいきます。
優子も血のつながらない森宮という父親と2人暮らし。
血のつながりはなくとも、森宮も優子を大切にし深く想っています。
そして2つの物語は1つに繋がっていきます。
普通より多い親それぞれに大切にされ愛を注がれて成長した背景を知る展開に涙が止まりませんでした。
自分の欲しいもののためには手段を選ばない梨花に振り回されたみぃたん。
梨花は見方によっては自分勝手で傲慢にも思えるかもしれませんが、全てはみぃたんへの深い愛だったんだなと思いました。
梨花の想いを受け止めた優子の気持ちにまた泣きました。
でも2人にはやっぱり再会して欲しかったなぁと思います。
そして、森宮の優子を想う気持ちが深くて、彼の泣き顔にはこっちもつられて泣いてしまいました。
血がつながらなくとも深く想い合っている森宮親子がとても素敵でした。
2人の母と3人の父が繋いで育んだ愛とタイトルが繋がって、2人の幸せを願いながらとても優しい気持ちになれる映画でした。
何度見ても私は号泣すると思います(笑)
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