シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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緻密な編集と絵作り×昭和特撮のおとぼけ
はて、何が賛否両論なのかさっぱり。
そんな真顔で腕組んで向き合うような作品じゃない。楽しくて、熱くて、とぼけてて。キャッキャしながら見る映画です。
編集と構成の見事さは、さすがの庵野秀明。キレキレなカット割りに、印象強い絵作りと音楽。テンポよく進むストーリー。印象的な風景が多すぎてたまに絵葉書に見えたりもしますがw、にしても寄りも引きもレイアウトがよくて美しい。人物を真ん中に置く、堂々たる絵作りなども感嘆ですね。無二の個性を感じます。
昭和のヒーロー特撮らしいどこか間の抜けた感じも、作品全体をとてもチャーミングに仕上げてます。この辺はそもそも社会派の作品を原点とする『シン・ゴジラ』とは違う感じですね。根っこがエンタメ。
昔の特撮を見た時の「フフフ」な感じが、ちゃんと残ってます。けれど映画としての完成度がしっかりしてるから、作品がグダッとしない。技術があるから許される遊び。
池松壮亮のヒーロー然とした演技はたまに笑えたりしますが、それはそれでよし。その他役者陣の芝居も、ちゃんと演技方針が当てられているのがわかる。中でも柄本佑の芝居が見事。森山未來も相変わらず素晴らしいですが、今回は柄本佑が特筆すべき存在感でした。
興奮して、ニヤニヤ笑えて、熱くなれる。
個人的には仮面ライダーが表情で語る、細やかな芝居が面白かった。まぁ表情変わんないんすけどね。
庵野秀明が間違いないことを再確認できました。
想像より度直球に仮面ライダーでした。
正直なところ完成度は低い。原作愛は0
シンウルトラ+キューティーハニーかな
最初の特報からしてけっこうやっちゃってる感がしたのでキューティーハニーふたたびかと思っていたのだけど、そんなことはなかった。それが仮面ライダーのダンディズムなのかもしれない。ゴジラがもともと長編映画フォーマットなのに比べると30分ものなので構成はウルトラマンに近い。数体の敵を次から次へやっつけながら、博士ファミリーの物語に集約。個人的にはショッカーという組織がファミリーサイズなのがスケール感として、、ってくらいで戦闘に次ぐ戦闘は悪くはない。やっぱりアクションのアイデア、サービス精神というのは見事なものだと思いながら、やっぱりひょっとしてこれアニメでやったほうがクオリティは高かったのかもとは思ってしまう。動画のクオリティに比べ、アングル重視で画質にあまり興味ないのもそう思わせる要素なのかも。日本人のスタイルとコスチュームとアクションはアニメのコンテではどうにもならないものがある。ただ、それすらも初期の仮面ライダーオマージュと考えるとまあありなのか、と。
しかし俳優陣が豪華だった。浜辺美波は庵野キャラにはピッタリだった。池松の70年代ダークヒーローっぷりもよく、柄本佑の2号もバランスとしてよかった。
俳優陣の演技…声がいい‼︎
仮面ライダーは平成ライダーしか知らないのですが、そんな無知な自分が見ても原作へのリスペクトを感じるつくりであり、CGの安っぽさや早すぎる展開も、
俳優陣の演技と、いい声でカバーされていました。
なんか、みんな声がよかったです。
顔が隠れたオーグたちの声が、誰なのか…鑑賞後に答え合わせをして驚きました。
いい声だった…短い時間の登場でもインパクトありました。クモ先輩呼び‼︎
シン・ゴジラに出演した竹野内豊、シン・ウルトラマンに出演した斎藤工が出演したのも、シンシリーズ3作の集大成らしくエモい演出でよかった。
シン・ゴジラとシン・ウルトラマンは、庵野監督お得意の軍隊、軍兵器、軍用語炸裂、秘密組織、組織間の軋轢、お国事情的な話…がでてきましたが、仮面ライダーには基本なく。
庵野監督の作品を見慣れていると、これまでとは違うなとも感じます。国家vs敵という構図ではなく、個人の葛藤に、視点が置かれている。スケール感はシン・ゴジラやシン・ウルトラマンほど壮大ではありませんが、その分、俳優個々の演技が際立ってました。
可憐な女の子のイメージがある浜辺美波ちゃんのシリアスな演技も見ものです。
池松壮亮くん演じるどこか素朴さのある本郷、対してちょっと軽い雰囲気の柄本さん演じる一文字、いい塩梅でした。一文字の登場時間って後半30〜40分程度?だと思うのですが、そんな短い登場時間のなかで本郷と一文字の絆が感じれました。
仮面ライダー、仮面ライダー2号、ほぼ初見ですが、楽しかったし、最後は泣きました。賛否両論あるなかですが、私はよかったと思います。
なにより、ライダーキックかっこいい‼︎
それ全部「わざと」です
普通におもしろいぞー
安定した期待感がもたらした作品
内容は、1971年週刊ぼくらマガジンに連載開始され同時期にTVドラマシリーズ化された石ノ森章太郎原作『仮面ライダー』の当時の背景を踏襲した上で、知らない人にも楽しんでもらう事を目的として作られた仮面ライダー再認識娯楽作品。印象に残った台詞は『父さんは死の間際にまで他人の事を心配した。。。』本郷猛が自分の過去を吐露する場面での一言。戦いたくない優しいヒーローの自問自答する葛藤が非常に切なくやり切れなかった。印象に残った場面は、数えきれない程あり構図としての独特のバランス感覚がずば抜けて凄い。風景もさることながら建物の中やカメラ配置📷緊張感演出にあえて挑戦する手ブレブレ撮影など見応えは抜群でした。監督の仮面ライダーに対する真摯な姿勢が伝わって来ます。好きな境遇は、終始子犬の様に震えている主人公、本郷猛役池松さんの役柄が矛盾した理不尽に立ち向かう姿として新鮮で、緊張感と暴力性が混乱していい感じに感情移入出来ました。終始プラーナ(サンスクリット語で中空に漂う力)とハビタット世界が会話の中で繰り返され会話についていくのが大変で時には眠気も襲いました。パンフ最後の最後の文面に、庵野秀明が妻モヨコ夫人に対する感謝の意が表されていて身近に居る人を思える微笑ましい文面にホッコリした良い気分になれました。身近な人に対して素直に気持ち伝える事の素晴らしさを感じます。愛ですねーこれからも面白い作品を期待してます。
シンシリーズは
仮面ライダーや怪人の造形はかっこいいし面白い。
導入と浜辺美波が印象的
前置きが無くいきなり二人がバイクで逃走し、その後戦闘シーンの流れがかっこよく引込まれていった。浜辺美波のアップが美しくきれがあって印象的。怪人もかっこよかった。予告編は3人中心だったので初めて知ったが、なじみの人物らが次々と登場して、かつ、終了後のクレジットでそれを知ったりしてびっくり。パンフレットは控えて節約しようかと最近思い立って、先日観たwinnyでも我慢したのに、今回買ってしまった。音楽がこれまでおなじみの鷺巣さんでないのも意外だった。なので、前作までの連続したつながり感が今回は少し薄れたかも。とはいえ、工場のシーンや後半の戦闘シーンでevaっぽいところもあって、これも面白かったが。PG12のせいか、お子さんは今回は少なかった。
観終わった後は、シーン…仮面ライダー
仮面ライダーは昔から好きなシリーズだけど、なんだろう、ヒーロー物特有のワクワク感とかが全く感じられない映画でした。主人公のキャラやショッカーの設定を変えているのはいいとして、その世界観やストーリーの背景が登場人物のセリフだけで延々と説明されるのは分かりにくいです。主人公が仮面ライダーになったいきさつも、なんか唐突で無理があり、思わずツッコミそうになりました。肝心のバトルも暗いシーンが多くて何がどうなっているか分かりにくいし、CGがあまりにもチープなんでビックリしました。絶賛している人や庵野監督ファンには悪いけど、なんか荒っぽい作り方で、映画としてのスケール感がありませんでした。役者では、浜辺美波がクールな感じで魅力的でした。柄本佑もまずまずだけど、肝心の池松壮亮は相変わらずセリフ棒読み。
観客は置いてけぼり
昭和と令和のバランスがいい。
アバン最高!その他はまぁ…
アバンタイトルはキレッキレです。
庵野さんらしいガンギマリのカットもやはりガッツリ本人がやってるとあって、シン・ウルトラマンより多い印象です。
やっぱウルトラマンは緩いカットが多かった気がします。
ストーリーは評価するしない以前にあるかないか、そういうレベルなので、特に話すことはないかと。
1番気になったのは、これもウルトラマンもそうでしたが、CG丸出しのカットに関してです。
1対多数のバイクシーン、1対1の格闘シーン。CGでアニメとして描かれると、何も心が動かないんですよね。CGの尺が長いから?なのか、他の映画のCGシーンより、ガッカリ感がすごくありました。
全体的にはアバンの加点がとんでもなかったので満足度はありました。
劇場で風を感じよう
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