シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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仮面ライダー旧1号のファンへ
仮面ライダー旧1号の現代のファンへのプレゼントのような映画でした。緑川ルリ子と本郷の関係、なぜ2号が現れたのか?ショッカー首領の正体は?昭和の時にはあやふやだったところが見事に描かれていました。やはり庵野秀明監督は職人気質なんだと思います。とてもライダー愛に溢れた映画でした。ありがとうございました。
別作品として…
設定や世界観を再構築している作品なので、原作とも違うしテレビシリーズとも違う作品だから、当然新たな仮面ライダー(別作品)として観るのが前提の作品だと思う。
その上での好き嫌いや賛否はあると思うけど、個人的には良かったし面白かった!
カッケー!これを毎週観たい。
子供の頃に感じていたいわゆる子供騙し部分に対して、設定と説明を加えてくれて大助かり。
シン・ウルトラマンの時も同様で助かりました。
設定が整理されていたので、すんなり没入できました。久々に時間を忘れて楽しめた映画になりました。
オマージュであろう特徴的なセリフ回し、言葉のチョイスも、没入して、積極的に思考停止して楽しんでいた私にとって、この状況でそう言うことを言う人なのだろうと、スルーしそうになってしまった。
1つ、わがままを言わせてもらうと。
「これを毎週観たい。」
想定外の展開だったけど面白かったです
いい意味で思ってた感じの映画ではなかったですが、面白かったです。
あと、2人の仮面ライダーは若者仮面ライダーとは違う良さがありました。
賛否両論にショック……
シン仮面ライダーの世界観とは、改造人間の開発と運用実験による疫病対策だった。
だから一般人の絡まない閉じられたセカイ系での物語になった。
果たしてそれは疫病に耐えられる改造人間の社会構築か、はたまたノアの箱舟計画としての地球脱出か。
人類の半数が死滅した世界での社会実験。そこで叛乱が起きたというお話。
そのように捉えられるから面白く観てました。
政府と謎のロボットKに観測されている閉じられた世界で起きた対立。例えばイチローのようなバグと緑川の叛乱……そのバグとしての脅威をどう始末していくかが、ずっと繰り返し訓練されている。実際にはショッカーも叛乱組織もないのかもしれない。
そんな中で、自立した仮面ライダーという存在が現れた。脅威というよりユニークな存在である。友情をはぐくみ戦い続ける事を誓う自由な戦士の登場に、政府の男たちは目を細め、行く末を見守ろうとしたところで物語は終わる……。
これが隠されていたプロットだと妄想して、独り楽しんでます。
何だか後半の庵野監督の作家性が、観客を置いてけぼりにしたとか言われてますが、そもそもエヴァンゲリオンやアニメのセカイ系で見慣れた展開なのに今さら付いていけないとか、あり得ない。
この否定的な意見があふれるのは、ジョーカーのときと似たような感覚。
ダークナイトのような悪役としてわかりやすい空想キャラクターを求めていたのに、現実に近いリアルキャラクターが出てきて拒絶反応であふれたときの状況を思い返すほど。
そのフィクションの世界観や設定は、自分が把握できないと楽しめないものなのか?
謎は謎のままとして、余白を楽しむ余裕はないのか?
描かれなかったところを自分の想像力で埋められないのだろうか?
シン仮面ライダーは充分にエンタメしていたし、ライダーやサイクロンのカッコ良さもあり、そしてバットマンのような孤高のヒーロー感もあった。
独りでありながら独りではない、友情を得て、共に旅立つライダーの去る姿は、日本の孤高なヒーローとして認められても良いのではないか……。
思い入れでしかないと言われればそれまでかもしれないが、しかし映画は観客個人の思い入れがないと心の歴史には残らないのも、また確かなのだ……。
緻密な編集と絵作り×昭和特撮のおとぼけ
はて、何が賛否両論なのかさっぱり。
そんな真顔で腕組んで向き合うような作品じゃない。楽しくて、熱くて、とぼけてて。キャッキャしながら見る映画です。
編集と構成の見事さは、さすがの庵野秀明。キレキレなカット割りに、印象強い絵作りと音楽。テンポよく進むストーリー。印象的な風景が多すぎてたまに絵葉書に見えたりもしますがw、にしても寄りも引きもレイアウトがよくて美しい。人物を真ん中に置く、堂々たる絵作りなども感嘆ですね。無二の個性を感じます。
昭和のヒーロー特撮らしいどこか間の抜けた感じも、作品全体をとてもチャーミングに仕上げてます。この辺はそもそも社会派の作品を原点とする『シン・ゴジラ』とは違う感じですね。根っこがエンタメ。
昔の特撮を見た時の「フフフ」な感じが、ちゃんと残ってます。けれど映画としての完成度がしっかりしてるから、作品がグダッとしない。技術があるから許される遊び。
池松壮亮のヒーロー然とした演技はたまに笑えたりしますが、それはそれでよし。その他役者陣の芝居も、ちゃんと演技方針が当てられているのがわかる。中でも柄本佑の芝居が見事。森山未來も相変わらず素晴らしいですが、今回は柄本佑が特筆すべき存在感でした。
興奮して、ニヤニヤ笑えて、熱くなれる。
個人的には仮面ライダーが表情で語る、細やかな芝居が面白かった。まぁ表情変わんないんすけどね。
庵野秀明が間違いないことを再確認できました。
想像より度直球に仮面ライダーでした。
世界設定などには、一応納得できる設定が追加されていますが、ストレートに仮面ライダーでした。美術や撮影チームなども全面協力なのでしょうか?期待を裏切ることなく仮面ライダーです。
基本的に映画としての面白さはありますが、熱心なファンでない限りはおすすめしません。
庵野監督の悲しみを忘れると怪人、悲しみを乗り越えるとヒーローの定義は面白いと思いました。
正直なところ完成度は低い。原作愛は0
ストーリーは物足りない。どこが盛り上がるシーンなのか一切わからず仕舞い。
映像面では、昭和レトロ感を出そうとしているのかもしれないが、かえって違和感を感じた。
見せ場のアクション面では、全てにおいて迫力に欠ける。
映画とは関係ないかもしれないが鑑賞回数に応じ特典を配布する売り方はやめて欲しい。
映画の価値が下がる。
ちょっと違和感がありますね
やっぱり仮面ライダーと言えば 変身シーンだよね 仮面を脱いだり付けたり素顔になるのは、違和感が あと首元が出てるし 内容も難しい用語でなかなか入らなかった 特撮ではなく ヒューマンドラマですね
シンウルトラ+キューティーハニーかな
最初の特報からしてけっこうやっちゃってる感がしたのでキューティーハニーふたたびかと思っていたのだけど、そんなことはなかった。それが仮面ライダーのダンディズムなのかもしれない。ゴジラがもともと長編映画フォーマットなのに比べると30分ものなので構成はウルトラマンに近い。数体の敵を次から次へやっつけながら、博士ファミリーの物語に集約。個人的にはショッカーという組織がファミリーサイズなのがスケール感として、、ってくらいで戦闘に次ぐ戦闘は悪くはない。やっぱりアクションのアイデア、サービス精神というのは見事なものだと思いながら、やっぱりひょっとしてこれアニメでやったほうがクオリティは高かったのかもとは思ってしまう。動画のクオリティに比べ、アングル重視で画質にあまり興味ないのもそう思わせる要素なのかも。日本人のスタイルとコスチュームとアクションはアニメのコンテではどうにもならないものがある。ただ、それすらも初期の仮面ライダーオマージュと考えるとまあありなのか、と。
しかし俳優陣が豪華だった。浜辺美波は庵野キャラにはピッタリだった。池松の70年代ダークヒーローっぷりもよく、柄本佑の2号もバランスとしてよかった。
俳優陣の演技…声がいい‼︎
仮面ライダーは平成ライダーしか知らないのですが、そんな無知な自分が見ても原作へのリスペクトを感じるつくりであり、CGの安っぽさや早すぎる展開も、
俳優陣の演技と、いい声でカバーされていました。
なんか、みんな声がよかったです。
顔が隠れたオーグたちの声が、誰なのか…鑑賞後に答え合わせをして驚きました。
いい声だった…短い時間の登場でもインパクトありました。クモ先輩呼び‼︎
シン・ゴジラに出演した竹野内豊、シン・ウルトラマンに出演した斎藤工が出演したのも、シンシリーズ3作の集大成らしくエモい演出でよかった。
シン・ゴジラとシン・ウルトラマンは、庵野監督お得意の軍隊、軍兵器、軍用語炸裂、秘密組織、組織間の軋轢、お国事情的な話…がでてきましたが、仮面ライダーには基本なく。
庵野監督の作品を見慣れていると、これまでとは違うなとも感じます。国家vs敵という構図ではなく、個人の葛藤に、視点が置かれている。スケール感はシン・ゴジラやシン・ウルトラマンほど壮大ではありませんが、その分、俳優個々の演技が際立ってました。
可憐な女の子のイメージがある浜辺美波ちゃんのシリアスな演技も見ものです。
池松壮亮くん演じるどこか素朴さのある本郷、対してちょっと軽い雰囲気の柄本さん演じる一文字、いい塩梅でした。一文字の登場時間って後半30〜40分程度?だと思うのですが、そんな短い登場時間のなかで本郷と一文字の絆が感じれました。
仮面ライダー、仮面ライダー2号、ほぼ初見ですが、楽しかったし、最後は泣きました。賛否両論あるなかですが、私はよかったと思います。
なにより、ライダーキックかっこいい‼︎
それ全部「わざと」です
思ったよりずっと好きなタイプの作品でした。
映像もセリフもストーリーも全部がメタ視点から発せられていると思いました。
「仮面ライダー」の原作なりテレビシリーズなりのメッセージ性が、現代ではもはやストレートに伝わることはないことを完全に理解した……いや、それを諦めたところから始まっている作品という感じがするからです。
みなさん、それ、全部わざとなんですよ。私はそう思います。
普通におもしろいぞー
色々とみなさんのレビューを見てビミョウな映画になってるぽかった、
けど、さっき映画を観てフツーに面白かったです。
面白くないレビューもありますが、自分の目で見てください。
少しは、嫌な部分もあるかもしれません。
でも十分おもしろいと思います。
安定した期待感がもたらした作品
内容は、1971年週刊ぼくらマガジンに連載開始され同時期にTVドラマシリーズ化された石ノ森章太郎原作『仮面ライダー』の当時の背景を踏襲した上で、知らない人にも楽しんでもらう事を目的として作られた仮面ライダー再認識娯楽作品。印象に残った台詞は『父さんは死の間際にまで他人の事を心配した。。。』本郷猛が自分の過去を吐露する場面での一言。戦いたくない優しいヒーローの自問自答する葛藤が非常に切なくやり切れなかった。印象に残った場面は、数えきれない程あり構図としての独特のバランス感覚がずば抜けて凄い。風景もさることながら建物の中やカメラ配置📷緊張感演出にあえて挑戦する手ブレブレ撮影など見応えは抜群でした。監督の仮面ライダーに対する真摯な姿勢が伝わって来ます。好きな境遇は、終始子犬の様に震えている主人公、本郷猛役池松さんの役柄が矛盾した理不尽に立ち向かう姿として新鮮で、緊張感と暴力性が混乱していい感じに感情移入出来ました。終始プラーナ(サンスクリット語で中空に漂う力)とハビタット世界が会話の中で繰り返され会話についていくのが大変で時には眠気も襲いました。パンフ最後の最後の文面に、庵野秀明が妻モヨコ夫人に対する感謝の意が表されていて身近に居る人を思える微笑ましい文面にホッコリした良い気分になれました。身近な人に対して素直に気持ち伝える事の素晴らしさを感じます。愛ですねーこれからも面白い作品を期待してます。
シンシリーズは
原作に思い入れ強くなく
全て楽しませて頂いたノリで、
庵野さんの新作を観にいった者です。
こちらは他シンシリーズと違い、
原作に思い入れないと、
ついていけない作品だったのでしょうか。
大々的に大きな劇場で鑑賞するタイプの映画ではなく
単館シアターが似合う作品なのかもと感じました。
楽しみ方を自分が分からなかっただけで、
響く方には、楽しめた作品なのかなと思います。
仮面ライダーや怪人の造形はかっこいいし面白い。
蜘蛛男との戦闘はかっこよく楽しい。
仮面ライダーや怪人の造形はかっこいいし面白い。サイクロン号も素敵だ。
登場人物/怪人が多すぎてそれぞれのエピソードが希薄になってしまったと思う。
そのため映画のリアリティも下がってしまいつまらなく感じた。
(ゴジラのように)謎の事件/事故が発生して、、、から始めて怪奇ムードを盛り上げていくだろうと予想していたが違った。
導入と浜辺美波が印象的
前置きが無くいきなり二人がバイクで逃走し、その後戦闘シーンの流れがかっこよく引込まれていった。浜辺美波のアップが美しくきれがあって印象的。怪人もかっこよかった。予告編は3人中心だったので初めて知ったが、なじみの人物らが次々と登場して、かつ、終了後のクレジットでそれを知ったりしてびっくり。パンフレットは控えて節約しようかと最近思い立って、先日観たwinnyでも我慢したのに、今回買ってしまった。音楽がこれまでおなじみの鷺巣さんでないのも意外だった。なので、前作までの連続したつながり感が今回は少し薄れたかも。とはいえ、工場のシーンや後半の戦闘シーンでevaっぽいところもあって、これも面白かったが。PG12のせいか、お子さんは今回は少なかった。
観終わった後は、シーン…仮面ライダー
仮面ライダーは昔から好きなシリーズだけど、なんだろう、ヒーロー物特有のワクワク感とかが全く感じられない映画でした。主人公のキャラやショッカーの設定を変えているのはいいとして、その世界観やストーリーの背景が登場人物のセリフだけで延々と説明されるのは分かりにくいです。主人公が仮面ライダーになったいきさつも、なんか唐突で無理があり、思わずツッコミそうになりました。肝心のバトルも暗いシーンが多くて何がどうなっているか分かりにくいし、CGがあまりにもチープなんでビックリしました。絶賛している人や庵野監督ファンには悪いけど、なんか荒っぽい作り方で、映画としてのスケール感がありませんでした。役者では、浜辺美波がクールな感じで魅力的でした。柄本佑もまずまずだけど、肝心の池松壮亮は相変わらずセリフ棒読み。
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