シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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もう少しわかりやすいほうが…
みんな感情が欠如したかのようなセリフ読みで、ストーリーや展開も少々手が込みすぎていました。
あと、劇中にかかる『迫る〜ショッカー♪』のテーマ曲がアレンジされ過ぎてて萎えました… 最後にオリジナル盤が掛かってホッとしました!
もう少しスッキリとした仮面ライダーが見たかった!
優しい心の持ち主の悩めるライダーの好演
大画面ならではのアクションシーンからスタートはまずまず。そしてライダー誕生の秘話、さらにテンポ良く次々と登場する敵との戦い。その敵の中に?あれ?この人は?あの有名女優?と思いつつ、まさか?違うよな?と思いつつもエンドロールにその名が出て来たので!やはり!でした。
そして懐かしいエンド曲を歌うこの声は?誰だっけ?と思っていると、やはり!この人でした、と納得の連続。
ライダージャンプとライダーキックは健在!
ニヤリからニマニマが止まらない!
わかってるなあ!
予告詐欺な映画も多いけど、予告編のかっこよさにつられて観にいき、すっかりハマってしまった。
赤い血は黒いのでR12なんだろうけど死ぬ時は泡や煙で消えていくので緩和されている。
子供の駄菓子のチョコではなくビターチョコだなあ。
長澤まさみに西野七瀬に、なんでもありな豪華キャストによるやりたい放題にニヤリ。
後半はショッカー側の敵ライダーがいっぱい出てきてもうニヤニヤが止まらない!
20代前半の無名イケメンライダーではなくて、池松壮亮と柄本佑をキャスティングしてくれたことで昭和感が滲み出て素晴らしい。
今は令和でも、平成ライダーとは違う昭和感。
池松壮亮は小柄だけど、宮本から君へを先に観てるからど根性で絶対負ける気がしない。
浜辺美波が可愛すぎて茶系の革のトレンチコートが着たくなる。
森山未來の青い蝶も良かったなあ。
顔出しなしの松阪桃李やメイクで分かりにくい本郷奏多、遠景で短時間の仲村トオルと安田顕はウォーリーを探せだなあ。かろうじて大森南朋は声ですぐわかりました。
エンドロールの曲で台無しになることも無く、わかってるなあ!聞きたいのはこれらの曲よ!正解!
子門真人の歌だよ。
とにかくワクワク出来ました。そして、ウォーリー探しにもう1回観たくなる作品でした。
庵野さんよぉ~。
エンドロール中に何回「庵野秀明」の名を目にした事か。。。
他の人が書いていたが、そりゃ「自主制作映画」と言われるのも何となく共感してしまう。
「シン・ウルトラマン」の時もそうだったが「続編」を考えずに「この1作さえ作れれば満足」の様な感じの作風の為に物語が駆け足だ。
ただ「特撮」なのかは疑問な作品だった。
「改造人間」を表現する為には特撮では追い付かず「CG」表現が多用されていた。
※「シン・ウルトラマン」も特撮とCGを半々で使っていた印象。
今回は特撮:CGの割合は3:7でCGよりの印象。
物語は先に触れたが「駆け足」感の性か「ご都合」的な展開。
これは見る人によっては「監督の自己満足作品」と捉える人も出てきそう。
気になっている人は見て見るべきだと思うが「昭和ライダー好き」か「庵野監督好き」もしくは「出演俳優好き」の人ではない一般の方には受け入れられない気がする。
面白かった〜
庵野監督の新作とあっては早めに見たいと思って、今日思い切って鑑賞。
単純に面白かった。ドバドバと血が出るみたいな話を聞いていたので、ちょっと目を背ける感じも想像してたんですが、全くそんなことはなく爆笑しながら楽しんでしまいました。
全体的に狙ってそうしている感じが強く、おそらくあの初代ライダーとか今見返したらこんなふうに笑えるんだろうと思ったりしながら全体爆笑して鑑賞いたしました。
キャラクターその他、現代的にアップデートされていたりいなかったりしているのもそういったギャップに面白みを与えるための装置として使われていたように思いました。
また、人間の戦闘シーンなどは飽きないように画面に工夫がされており映画はアングルと画面構成という庵野監督の思想が詰まった作品だったと思います。
役者のみなさんもとてもよかったです。柄本佑さんは笑った顔がとてもよかったし、浜辺美波さんも上手だった。いい映画でした。
こんな水しぶき嫌だ
仮面ライダーキツネをながら見した後に奇しくも鑑賞。しかも4D。PG12。なるほどね。冒頭から血飛沫が飛ぶ飛ぶ!4Dだから同時に水もかかる。勘弁してくれよぉーっ
クレジットで長澤さんの名が。どこ?パンフを見てますますビックリ!さすが女優だ
またもや「シン」化シリーズを楽しんでしまった
庵野秀明監督の「シン」シリーズは、映画が好きな友人たちの中で賛否両論になりがちだ。思い入れの強い作品が違う雰囲気の映画になってしまうことへの拒否反応があるのもわかる。でも、個人的には今の時代にややリアル路線で昔の作品を作り直すことの面白さを感じていた。ただ、仮面ライダーはどうなんだろう、面白くなるのか?と若干不安に感じていた。仮面ライダーの戦闘シーンを現代化することが難しいと感じていたから。
でも始まるとやはりいつもの庵野節。本郷猛が改造されて仮面ライダーになった説明はわからない単語を羅列し力で押し切る手法だった。そしてショッカー戦闘員と戦うシーン。仮面ライダーをリアルにするってことは戦闘シーンをああいう感じにするってことなのか!なるほど!PG12なのはこれだからか。
ただ、最後の戦闘シーンはなんとなく総合格闘技っぽくてかなり地味。いや、それも含めてリアルにしたってことなら個人的にはやや物足りない。ちゃんとしたヒーローものっぽい決着がほしかった。
ショッカーの目的やオーグたちのデザインが今どきな感じに更新されていたのは好き。ハチオーグの西野七瀬は結構いい雰囲気。こういう小悪魔的なキャラが似合う。オーグを演じる俳優たちがよくわからないままで終わる人がいるのも面白い。エンドロールでこの人出てた?って中にいるってことだ。
若干の不満はありつつも、楽しかったことはたしか。あー、またもや庵野秀明にしてやられた。
良い意味で原作の世界観を活かしている
ものすごく原作や仮面ライダー、特撮に対するリスペクトを感じた。
昔の特撮の描写の仕方や台詞回しを絶妙に残しながら現代に焼き直した、まさにシン・仮面ライダーと言える。
(別に特撮好きじゃないけどそう捉えた。違ったらごめんなさい。)
ストーリーに抑揚が少ないものの、だからこそ登場人物の背景や思想に想像を巡らせることができた。
わかりやすい見せ場があってここで泣かせようとわかるような映画とは一線を画すこだわりを感じた。
ルリ子の口パクのところで何を言っていたのかは最後まで想像がつかなかった。
わからないところが残るのも含め、シンゴジラ鑑賞後に感じたような心地よい余韻。
閉じた世界観が好きだった
庵野秀明さんの脚本・監督作。
ウルトラQ、ウルトラマン世代なので仮面ライダーをあまり見ていたわけではないけど、これは良かった。
思えば、秘密結社SHOCKERが産んだ善と悪。社会にコミットすることなくすべてはSHOCKERの中でのできごと(もちろん社会を救うために戦っているのだけど)。その閉塞感が好きだった。
池松壮亮さん、柄本佑さんという決して若くはない、哀愁をおびてピチピチしていない仮面ライダーが好きだった。
そして浜辺美波さん💕
つまりは、かなり好きな作品だった。
傑作ではないが、仮面ライダー愛にあふれている!
庵野監督が手がけるということで、超絶期待して公開をずっと楽しみにしていた本作。同様のファンが多かったようで、初日はいい席が取れずに見送り、2日目に鑑賞してきました。
ストーリーは、秘密結社SHOCKERにより改造された本郷猛が、組織を裏切って彼の脱出を図った緑川博士と娘のルリ子の願いを受け、SHOCKERの生み出した怪人たちを倒し、その野望を阻止するというもの。大まかな筋としてはそんなところで、旧仮面ライダーの物語を踏襲しています。
「仮面ライダー」といえば、昭和、平成、令和と、時代に合わせて新しい設定やアイデアが追加され、若手イケメン俳優の登竜門として今だに新番組が作られ、子どものみならず大人からも愛される、日本を代表する特撮ヒーローです。50年に及ぶ歴史の中で生み出された仮面ライダーは、公式サイトの図鑑によると300種類以上あるようです。その原点となる、本郷猛が変身する1号ライダーにスポットを当てた完全リメイクの新作を、劇場で観られることにただただ感謝です。
本作では、そんな往年のファンの心をくすぐる演出が随所に散りばめられていて、もうそれだけで嬉しくなります。仮面ライダーのマスクやコスチュームの変化、サイクロン号の変形と改造、青空をバックに空中回転する仮面ライダー、それを下からあおるカメラワーク、戦闘シーンのBGM、バイクの挙動に合わせたSE、倒された怪人が泡となって消滅する演出、立花や滝の登場等、さすが庵野監督、よくわかってらっしゃる!そこかしこから伝わってくる旧作へのリスペクトやオマージュは、庵野監督の仮面ライダー愛そのものだと感じました。
また、仮面ライダーやSHOCKERのオーグたちは、旧作の雰囲気を残しつつも現代風にデザインされ、ワクワクします。そんなライダーたちが繰り広げるバトルも、ふんだんにVFXを用いて、迫力とスピードを醸し出しています。あえてなのか予算の関係なのかはわかりませんが、当時のアクションシーンを想起させるような程よいチープさを残している点もなんだか嬉しく感じます。他にも、イチローはキカイダーを想起させ、ロボットのKはどう見てもロボット刑事Kで、原作者・石ノ森章太郎氏へのリスペクトも忘れてはいません。そして、極めつきはエンディングの楽曲。当時の藤浩一さん(あえてこの名で書かせてください)、子門真人さんの歌声での3曲は、そうだよ!これでいいんだよ!と涙が出そうでした。
これだけの仮面ライダー愛あふれる本作。それなのに!作品全体としてはなんだかイマイチ面白くないのはなぜなんだー!と思わず叫びたくなりました。その原因の一つは、設定のわかりにくさです。もっとシンプルでいいのに、なにか小難しくこねくり回したような設定が、それをセリフのみで伝えようとする描写が、没入感を妨げていると感じました。もっと映像で魅せて、「おー!なんだかわかんないけどすげ〜!」と思わせてほしかったです。
そしてもう一つは、展開の荒さとテンポの悪さ。登場人物の背景や行動動機、SHOCKERという組織やその目的、さらには一般社会にもたらされている悪影響や人々の生活等の描写がやや足りなかったように思います。そのため、あまり登場人物に共感できず、展開が荒く見えてしまい、その緩急がこちらの気持ちとズレて、テンポが悪く感じたような気がします。
観る側の基礎知識や思い入れによって、さまざまな感想になるでしょうが、往年のファンが待ち望んでいたような作品ではなかったような気がします。それでも、新作公開には感謝しかないですし、これがファンの裾野を広げ、その交流のきっかけになるのは本当に喜ばしいことです。
主要キャストは、池松壮亮さん、浜辺美波さん、柄本佑さん、西野七瀬さん、森山未來さんらで、俳優陣に何の不満もありません。竹野内豊さんと斎藤工さんの登場には驚き、今後のクロスオーバーやユニバース展開を期待したくなりしたが、どうなんでしょうか。また、大森南朋さん、長澤まさみさん、本郷奏多さん、松坂桃李さんら豪華な顔ぶれを、惜しげもなく使い捨てるような起用法には、さらに驚きました。
暗いんだよなぁ
庵野秀明が描きたかったのは こうなのかも知らないけれど、俺達が観たい庵野ライダーはこうじゃないよな。
ゼーレが成し得なかった人類補完計画をショッカーに託したかったようだが、そもそもエヴァの難解さを国民的ヒーローに持ち込むのはどうかと思う。少し暗いし、本郷猛のイメージは池松壮亮じゃないんだよなぁ。
サソリオーグ様は素敵だったけど···。
テレビシリーズで毎回冒頭で流れてたナレーションで事足りる
40年ぐらい前の記憶で細かくは覚えてないけど、「本郷猛は改造人間である……」から始まるナレーションの部分にストーリーを着けた感じの映画。本当にテレビシリーズの冒頭のナレーションでほぼ想像できてた部分で疑問にも思わなかった部分が全く他人の解釈で創作されて違和感だらけ。。。
車のナンバーだけ昔っぽくしてたり申し訳程度に使われてる仮面ライダーのBGMなど中途半端
なところがあるのに、なぜか怪人と呼ばない徹底ぶりのアンバランスなどが後でちょっとだけじわって時間が経つと良く思えてくる不思議な映画でした。
浜辺美波さんのルリ子は全くない役で難しそうだったけど、感情の移り変わりとか分かりやすく上手でした。西野七瀬さんの蜂オーグが一番仮面ライダーの怪人っぽくてよく研究してるように感じました。
まさかシンジを恋しく思うとは
やっぱり期待半分怖さ半分、でも満を持しての庵野秀明単独監督作ということでやっぱり楽しみっ!っていうテンションで望みました。
前情報は予告編のみの情報でなんとかしのぎつつ、公開日には間に合わなかったけど、なんとか。
良かったところ、決めの構図、ライダーのデザイン、森山未來の身体性。
冒頭のシーンは良かったかもしれない。
ショッカーを殴って血が出るところはさすがにテンションがあがった。
しかしそれだけだった。
あとはもう説明だった。
俺の(庵野の)好きなライダーの動き、コマ割り、アングル、それをおざなりのストーリーでただ見せられるだけの、映画ではない何か映像作品のようだった。
構図が良かったってのも、もう静止画のときで、これはキツイと思った。
腑抜けたこれどういう意図のシーンなの?っていうシーンが、特に会話シーンに多くて困ってしまった。
本当に脚本は、本当に悪い意味でやばかった。
キャラクターたちのキャラ的動き、庵野作品リテラシーを要求されるキャラクターたちの心情の変化、それの納得感のなさ、「お前には心だけだ」と分身に言わせる言い訳、何より面白くないストーリー。
これを誰か何か言えなかったか、こうなる前に。
樋口真嗣と共同で作品を作っていたシン・ゴジラ、樋口真嗣監督作のシンウルトラマンで俺はきっと誤解してしまっていたのだろうなと思った。
あの作品たちを映画にしていたのは樋口真嗣だったのかもしれない。
そのくらい、このシン仮面ライダーを観て喰らってしまった。
こんな負のレビューを残してしまうくらい。
斬新な所はあるが一回だけではわからない見所満載!
いきなりバイクシーンから始まる本編!
二時間とちょっとで納めるのだから仕方ない(ヤングジャンプのショッカーサイドを読んでおくとよいです。)原作漫画をベースにテレビ版とはちがったキャラクター満載、サプライズキャストも沢山!そのうち二人はなかなか見つけにくいですが、それは愛嬌で!ショッカー○○○○のシーンは昔のテレビの演出なのでご愛嬌!ラストに凄い事があるので、是非とも劇場にてわくわくしながらご覧下さい。
一応PG12(12歳以下は保護者が必要)
一部、グロいシーンあります!
サプライズキャストが振り切った演技しててすごかった。シン世界は絆で繋がっているということがわかる作品でした。
サプライズキャストがすごすぎる!
※続編を作りやすい構成をしてるみたい(雑誌のインタビューで庵野さんが答えてる)
ので是非ともシン仮面ライダーをしっかり皆さんで見て、楽しみに待ちましょう。
ラストの歌のメドレーにも意味があるので聞き逃さないで!
随所に良い意味でテレビ版の音楽が使われてるのも素晴らしかった!
※原作漫画モチーフ、再現の正確さ、本郷たけしの演出の違いはあります。緑川ルリ子の言葉を聞き逃さないように。
※エンディングの歌セレクトにも意味があります。
4月28日にて鑑賞7回目です。
※ショッカーアプリも是非。
※カード、タグ配布あるところあります、是非もらって下さい。エヴァコラボカード追加(4月28日より)
※エヴァの映像追加(4月28日より)
これじゃダメだ
私にとってのリアタイ「仮面ライダー」は、「ストロンガー」や少し時間空けての「スーパー1」。
1号2号ライダーについては一般教養としてのイメージでしか知らないので、あらためて今回鑑賞前に、配信されている過去のTV版を初めから数話分確認したが、これがまたかなりエッジの効いた作品でビックリ。
特にアクションシーンが、早回し・コマ送り・逆再生・イラスト使用など、その後の特撮でもあまり見ない様な特殊な演出が満載。
他にも女性構成員4人組とか、色使いなんかも独特な雰囲気があって、当時の子供達の心を揺さぶったされたのも何となく頷ける。
で、本作である。
正直、非常に評価はしにくい。
この映画を「楽しんだ私」は確かに存在する。
だからこそ。
いや、率直に言って「これじゃダメだろ」。
庵野ファンであればこそ、やはり言わねばならないと思うんだ。
「いやぁ、相変わらず庵野さんらしいや。こんなの、ファンでないと解んないんじゃね?クックックッ…」
とほくそ笑んでいる場合ではない、と痛切に感じている。
私は、庵野監督を「カルト作家」だとは思っていない。
彼は「ナウシカ」の巨神兵の作画で我々の度肝を抜き、「トップ」「ナディア」「エヴァ」で鑑賞した多くの人の心を確実に掴んだワケだし、「シン・ゴジラ」は実写でもその才能を証明した。
しかし、それ以降の作品はどうだろう。
現在、日本映画界において、監督の名前だけで客を呼べる稀有な作家の一人であるが、もう業界あげての「崇拝」「祭り上げ」の域に達している気もする。
話が概要に広がりすぎてしまった。
以下は内容に触れますのでご注意下さい。
途中までは特撮アクションとしても面白かった。
でも後半に向けてどんどん違う映画になっていく。
相変わらず人間ドラマはかなり雑。
監督得意の文字による説明が本作ではほとんどない分、演者同士の棒立ち台詞の応酬(もう「会話」というレベルではない)がいつも以上に多く、その中で細かな状況が延々と解説されていく。
「自分の首のマフラーを切なそうに見つめて、グッと握る」
それだけで心情は伝わるのに、台詞で言わせないと気が済まないんだろうな。(いや、そうしないと観客には伝わらないと思ってるのか。)
特に浜辺美波の正面どアップがすごく多いので彼女のファンは楽しめるのかも。
シン・ウルトラマンの時もそうだったけど、基本的には「突っ込みシロ」を楽しむスタイルは今回も健在。
「おいおい、逃げるんかい!」
「ライダーと対決せずに退治できるんかい!」
「さっきまで道路走っとったんちゃうんかい!」
PG12になって、高い年齢層を相手にしたリメイクになっているはずだが、やはり庵野さんはストーリーや人間ドラマ、全体の整合性や辻褄には、ホントに興味がないんだろうな。
その代わり、ディテールにはこだわってるのがよく解る。
で、後半は「人類補完計画」へ。
後半のアクションらしいアクションはあのバイクチェイスなんだけど、暗すぎる画面の中で、ほぼ同じ形、ほぼ同じ様な色の目が錯綜していて、誰がどこでどうなっているのか解らない。
最後まで、原作やTV版への細かなオマージュネタは散見されるものの、それは監督自身が「俺のライダー愛」をただ自慢げに、特権的に注ぎ込んであるだけ。言ってみれば「仮面ライダー」というコンテンツを私物化している様にさえ見えてしまった。
純粋にお金を払った観客として、金額分楽しめたかというと、その実感はない。
そして、私が庵野ファンでない人にこの作品を勧められるかと聞かれたら確実に「NO」である。
勝手な話で恐縮だけど、私は大好きな庵野監督が、やはり日本人にとって「カルト作家」ではなく「国民的な監督」として存在し続けて欲しいと願っているし、そういう作品で楽しませて欲しいと思っている。
もちろん個人的には、です。
そういう意味で、もちろん私は作品を楽しんだけど、「これじゃダメだ」と明確に思っている。
「次作こそ」と身勝手な願いをかける一方で、本作では緑川ルリ子も本郷猛もこの世から去ってしまう。
今回テーマに「継承」が唱われていて、使命を帯びたヒーローの苦悩と孤独が「監督」という仕事の比喩だとすれば、次回作の予定も見えてこない今、ファンとしては今後の彼の作家活動に何か変化があるのか、という不安もよぎっていたりする。
杞憂でありますように。
他のシンシリーズとは違う、表現の難しさを感じた。
シンゴジラ
シンエヴァンゲリオン
シンウルトラマン
とシン仮面ライダーが違う点。
それは、仮面ライダーが唯一、等身大のキャラクターであること。
等身大であるがゆえにアクションシーンひとつとっても上記3つに比べてスケール感が小さく感じてしまうのだ。
これは、まさに、等身大の人間に近すぎるがゆえの見るものへの威圧感のなさに繋がってしまってるような気がします。
ただ、あのエンドロールはいい。
懐かしさで涙がでてきた。
わたしの一番好きな旧仮面ライダー1号、緑川親子、ショッカーライダー、原作に忠実、これだけでもIMAXで観る価値はありましたよ (^o^)v
これは…どう?
期待しすぎていた訳でもない。
最初の肉弾戦は良かった、けどPG12にする必要もないくらい血しぶきがいらなかった…かな!
シンウルトラマンのようにまたCGがチープで、10数年前から全くCGが進歩してなくて無理矢理アクションをVFXにこだわらなくても良かった。
肉弾戦がもっとみたかったし、CGのせいで評価が下がった😢
そして刀を使ったアクションは楽しめた!けど東映らしさがないまたCGに頼ったカタナアクション。ちょっとガッカリ💦刀バリバリ使えるスタントマンを起用してくれよ〜!
浜辺美波が可愛くて良かったことやサプライズもバッチリ✨アトラクション並に楽しめたので評価は3!
結局、安田顕は何処にいたの?
公開初日(昨日)観てきました。
ンマァ、シン・ウルトラマンで言う所の長澤まさみのポジを浜辺美波がやってる感じで、やたら浜辺美波がウンチク語りが多く、肝心の戦闘シーンが少なく感じたのは否めない。
最初の戦闘シーンが迫力あったので、あんな感じでバトルが多いのかと思いきや…実はそうではなく、やたらそれぞれのキャラがペチャクチャ一人語りする場面が多くて(勤務後に最終上映時間で観たのもあり)途中欠伸が何度も出てしまった。
私自身、幼少期は仮面ライダーよりも戦隊ヒーロー系(ゴレンジャー以降)に傾倒して育ってきた為、実際の所仮面ライダーには詳しくはないのだが、それでも本郷猛や一文字隼人位は知ってるので、何と無くだが「あー、確かにこんな形していたなぁ〜」と、朧げな記憶を思い起こしながら観ていた。が、それでも申し訳無いが、池松壮亮が本郷猛は正直な所、シックリは来なかったなぁ…そもそも藤岡弘がガタイもガッチリしていて背も高いイメージの印象が強いのに、池松は背も低いしお世辞でも強靭さは微塵も感じられない…
柄本佑にしても、仲間になってからの(そこに変わるまでの展開が早すぎるのもあるが)妙な軽さが浮き出すぎていて、何とも言えない気持ちになった。
個人的に良かった見所としては、爆走している最中のバイクの変形シーンは格好良いなと思った。あのバイクの形は好き。
最終上映時間に行ったのもあり、観客は皆30〜60代のオジサン・オバさん層ばかりだったので、客質はとても良かったのが救い(自分も漏れなく後半の方の年代に入る)。
ところで…安田顕は何処にいたのだろうか???
未だにそこだけ気になっている。
なにげに悪役人が豪華。
ゴジラにウルトラマンにそして仮面ライダー。デカくない分若干迫力不足。キモの戦闘シーンも血糊は多いが近影ばかりのシーンでちょっと物足りず。人情に流されてしまう後半も良いのか悪いのか。面白かったけどやや満足いかず。
控えに言って最高でした!
ぜんぜん期待薄で……むしろ公開が近づく度に、外すんじゃないか!!「キューティーハニー」の二の舞なのでは…!!とおもっていましたが…。ライダーはそんなに大ファンではありませんでしたが、ぜんぜん期待以上でした!!ほんとに外すと思ってましたが、予想外れ!いゃあぁああ良かった!!面白かった!!
本郷たけしも、一文字もいいけど、緑川ルリ子はさらによかったです。一郎もよかった!
ここまで昭和ライダーのテイストを守りつつ、面白く出来たのはさすがです!あと3回は必ず観ます!
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