劇場公開日 2023年3月17日

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「主人公は誰?(笑)」シン・仮面ライダー バラージさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 主人公は誰?(笑)

2025年8月30日
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鑑賞方法:映画館

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面白いことは面白かったが、仮面ライダーよりも浜辺美波のほうが主役だったような(笑)。最初はまた専門用語みたいな難しい言葉連発でこっちがついてけないまま話が進み、そこがちょっとあれだったが、元祖『仮面ライダー』初期や石ノ森章太郎の原作マンガ版みたいなダークな作風は良かった。怪人が泡になって消えちゃうのもオリジナル版初期の演出だし。

あとロボット刑事みたいなやつが出てきたと思ったらKって名前で、やっぱロボット刑事Kじゃん!て思った。そう考えると、その前のJもキカイダーっぽいデザインだったが、そういやキカイダーの名前はジローでイニシャルはJだなと思ったり。立花藤兵衛は出てこないのかと思ったら、竹野内豊が立花で斎藤工が滝。てっきり『シン・ウルトラマン』からのゲスト出演かと思ってた。長澤まさみもサソリオーグだったんだな。観てる時は誰だかわかんなくて、エンドロール見たら名前が出てきた。他にもエンドロールに名前があったけど、どこに出てたかわかんなかった人たちは、本郷奏多がカマキリカメレオンオーグ、仲村トオルが本郷猛の父、安田顕が父を殺す犯人、松坂桃李がKの声、大森南朋がクモオーグの声らしい。

ただハチオーグが出てきたあたりからライダーよりも浜辺美波が主役みたくなってしまった。とはいえハチオーグ(&サソリオーグ)を飛ばすといきなりラスボスとの戦いになっちゃうしなあ。怪人の数も多すぎて若干話が長く感じたが、かといって怪人を減らすと話が唐突になっちゃうし難しいところだ。あと森山未來のチョウオーグがいかにも森山未來でしかないってのもどうも。ロボットKも思わせ振りに出てきながら、特に意味がなかったような。とはいえ全体的には『シン・ウルトラマン』ほどの出来ではないものの『シン・ゴジラ』よりはずっと面白かった。

バラージ