「ショッカーに洗脳されたかもしれない!」シン・仮面ライダー やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
ショッカーに洗脳されたかもしれない!
今回の仮面ライダーみたいなヒーローものの一要素として敵側の組織、構成員がどれだけ強大でそれ自体が個性的で魅力があるか・・・というのが重要と思っています。
相対的にそれに立ち向かうヒーローが際立つ、引き立つということなんですけど、今回はあまりに秘密結社のショッカーが組織としてスタイリッシュでその構成員も魅力的です。
しかも仮面ライダーの愛機である超絶かっこいいサイクロンはショッカー作成ですからね?ここ試験の頻出問題だからよく覚えておくこと!
ワンチャン、特に魅力的で美しいハチオーグ様の側近、いや召使い・・・それでもだめなら奴隷あたりだったらそれもまた楽しい人生でしょう。洗脳され改造されちゃいますけど(笑)。
以前のTV放送での「正義 対 悪」という子供向けの単純化された世界観、ゆるい倫理構造に大胆にメスを入れた結果リアルな暴力描写が増し、ショッカーの下級戦闘員は血吹雪あげながら仮面ライダーに潰されることになったりします。ちょっとやりすぎ感ありました。
ある理由で過剰に暴力的なってしまう解説は納得いたしましたが、ヒーローに肩入れするというよりむしろ、ショッカー側に心情的に寄り添うかんじになってしまったのは、タイムボカンシリーズのあの3悪党の「悪役としての魅力」を彷彿させます。
これは洗脳されたってことですか?
必見です。
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