「仮面を継ぐという話はとても良い!」シン・仮面ライダー ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
仮面を継ぐという話はとても良い!
仮面に意思が宿っていて、その仮面を引き継ぐっていう話はヒーロー映画としてとても良いんじゃないかと思った。
しかしとにかく画質の荒い自主製作映像のようなものがずっと流れていて、セリフは全然頭に入ってこないし、登場人物も物分かりが良過ぎてもはや全員AIなんじゃないかと思うし、人助け一回もしてないし、ショッカーは全員個人プレイだし、森山未來は超森山未來みたいな役だったし、ついさっき会ったばかりの一文字隼人に全てを託しすぎだし、音楽は1人で頑張り過ぎてるし、一本の映画としてはめちゃくちゃ。何度も睡魔に襲われた。
が!!
このチープさが受け入れられるように「シン・ゴジラ」の時からみんな訓練されていて、ある意味人類補完計画は上手くいっていたのかもしれない。
敢えてのチープ感!セリフも斬新!カメラアングルも斬新!原作愛が素晴らしい!オタク度MAX!さすが庵野監督!
メインカメラ2台、7Dカメラが3台、スマホ10台の合計20台のカメラで撮影したすごい現場というエピソードや、俳優のインタビューで、「本撮影が終わったら普通は撮り直しをしないのに、あとで招集されて撮り直しが多かった(すごくこだわっていた。)。こういうことは庵野監督しか出来ない」とまるで凄い良いエピソードのように語っていましたが、「20台もカメラ使って撮り直しすんなよ!ヘタ○ソ!」とは誰も言わない。
みんな庵野監督のことが大好きだから。
またエヴァの時の様な常識を覆す"新しい"作品を待っています。
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