トランス・フューチャーのレビュー・感想・評価
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オチに落胆
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ブラジルのタイムトラベル・サスペンス映画。原題がLOOP、同じ主人公の筈が別人のような自分が存在、まるで自作自演の様な連続殺人事件、この時点で類似のタイムトラベルものの原則とは大きく異なっている。
ただ、裸で過去に帰るところはターミネーターの出現シーンへのオマージュでしょう。
過去に遡って恋人の殺人事件を回避しようとする映画は多く観たような気がしますが、まさかそんなオチだったとは、それまでのごちゃごちゃは何だったのでしょう、とにかく難解。
ブルーノ・ビニ監督は脚本・製作を兼ねており他者の助言など入りにくく、その分作家性はより高まりますが、客観性に欠ける、よくある難解パターン。
SFと言うよりサスペンスに寄せたかったのか、予算が無かったのか、バックトゥーザフューチャーのようなタイムマシンは登場せず屋上から飛び降りるだけ、アパートの屋上が研究室、原子炉迄造ったそうだが主人公も知的には見えず天才物理学者と言っているだけ、もう少しキャスト、演出を工夫して欲しかった。
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