「妙なシリアス展開、チープな特殊効果、下品な下ネタ」アフリカン・カンフー・ナチス 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
妙なシリアス展開、チープな特殊効果、下品な下ネタ
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今日(2025/05/31)、数回に分けて観ました。
評価できるポイントは、アフリカ現地でのリアルな風景や人々、残念映画認定の90分を切る上映時間(85分)フィクションの世界ならではの、はちゃめちゃな世界観などです。
ヒトラーと東條が実は生きていて、アフリカに亡命。
亡命先で独裁を再開しようと、善良な市民を洗脳を駆使しながら抑圧していく流れで、主人公はアフリカンカンフーを駆使してヒトラーと東條率いる独裁軍団をやっつけるみたいな、まさにB級ストーリーです(笑)
吹き替え版では、主人公以外のアフリカ人は変な関西弁で、ヒトラーはカタコト。東條は日本人らしい丁寧な口調でした。洗脳された人の顔面が白塗りになるのも“黒塗り”を思い出し、少し不快です。東條が現地の女の子二人を乱暴しようとするくだりは、ジョークとして、下半身を露出させるととれる場面があり、中立な目で見ても、日本国民として見ても、非常に不愉快でした。
第二次大戦の残虐性を悪化させた張本人であるヒトラーと東條ですが、だから何をしてもいい、フィクションだから〜、みたいなやり放題は好きにはなれません。
安っぽいCGの鮮血や爆発やその他表現はB級映画ならではの魅力の一つなので、🙆♂️です✨
何より「🎵アフリカ・カンフー🎵」と繰り返していたあのテーマ曲が頭から離れません(笑)
定番のハリウッド映画に飽きたら、こういう作品をチェイサー代わりに観ても、良いかも知れませんね。物事の良し悪しを再考するきっかけにもなると思います🤔
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