「呪いほど真っ直ぐな愛はない」劇場版 呪術廻戦 0 9さんの映画レビュー(感想・評価)
呪いほど真っ直ぐな愛はない
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死んだ恋人に取り憑かれてる主人公。生活に支障をきたしながらも見ず知らずの恩人の助言もあり社会復帰にあけくれます。人並みに学園生活や仕事をこなしつつ自己肯定感を高めるある日 OBからヘッドハンティングをうけます。今ある環境の変化に直面した主人公は初めて恋人と向きあえたのでした。
裏主人公の夏油傑のセリフ「自分より秀でた存在から目を背けたいだけなのさ」は、そのまま 乙骨君の里香ちゃんに対する認識に感じました。
主人公がシンジ君に似てるところも多いんですが、決定的に違うのは 乙骨君の周囲に対する自己認識ですね。世の中自分の思い通りにいかないとわかってしまってるんです。シンジ君なら卑屈に「僕もあの時 一緒に事故で死んでれば良かったんだ..!」とか言ってそうです。まあ、中学生か高校生かの違いもありますが。
乙骨君が里香ちゃんをしばりつけていたのは、死別してもなお一緒にいたい想いで。それを解いたのは相手のことを含めた上での感謝や尊敬でした。
憎しみも愛も それだけあれば いくらでも明日からがんばれるな!と背中を押してくれる映画でした!
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