「これがほんとの束縛愛」劇場版 呪術廻戦 0 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
これがほんとの束縛愛
呪術廻戦
映画が記録的大ヒットを飛ばした鬼滅の刃から
遅れること2年後に連載を開始した
芥見下々作のダークファンタジー
本編は並外れた身体能力を持つ虎杖悠仁が
「人を守れ」と言い残し亡くなった祖父と
ひょんなことから呪いにまつわり危機に陥った
同級生を救うため呪いの王・両面宿儺と融合
して使命を全うしていくストーリーだが
今作はその1年上の学年で本編では海外に
行っている事になっており(アニメの進行段階では)
登場しないが名前だけは出てくる乙骨憂太が
主人公となっている
呪術廻戦は
自分はアニメ24話観て予習しただけですが
主人公や周辺の味方から敵までエピソードを
持った人物の描写を交える造りは鬼滅など
最近のジャンプ漫画の王道いってるし
ゲームのように設定やランクを設けて
おきながら実際戦うと各キャラぶっ壊れ性能で
どうなるかわからない展開など
人気が出ている所以も概ねわかります
女性キャラが凶暴過ぎないかとか
五条悟が一番邪悪じゃないかとか
思うところはあります(笑)
今作のストーリー的には
幼馴染みで将来は結婚すると約束し
砂場で指輪まで渡された「里香」を
目の前で交通事故で亡くすと
里香はあろうことか凶悪な呪霊に変化
特級クラスの強さに呪術界は即刻
抹殺を決めますが日頃業界の
お偉方に不満を抱える五条悟は
憂太を「都立呪術高専」に編入させ
ひとまず匿いながらなぜそんな
呪霊となったのか原因を探ろうとします
当の憂太は里香に取り憑かれたことで
いじめられても里香がやり過ぎなくらい
抹殺してしまうので誰とも関わろうとせず
内向的な性格になっていました
声が緒方恵美さんなのもあり
見た目は某逃げちゃダメな人っぽさが
否定できません(わざと?)
ただ高専の同じ学年の同級生達
呪具を使いこなす一般人(?)最強の「禪院真希」
言霊が呪言となり全部その通りになる
一見一番ぶっ壊れているようで意外と普通な「狗巻棘」
あと「パンダ」…?うんパンダ
との交流の中で少しずつ打ち解けていきます
五条は一見フランクで優しいですが
虎杖の時と同様説明するより危機的状況に
先に放り込むことで覚醒を促すドSタイプ
憂太は小学校の祓いの時のピンチで
仲間を守るために里香を呼び出し
制御下におくことに成功します
その中で憂太は自分が取り憑かれたのではなく
自分が里香を縛り付けているのではないか
と気付き始めます
しかしこの里香の力を呪術師だけで
世界を作ろうと企む五条の親友であり
宿敵の夏油傑(げとうすぐる)に目を付けられます
この漫画みんな名前難しすぎやねん
夏油は一派総出で日本各地に
攻勢「百鬼夜行」をかけますがそれは陽動で
憂太を殺して里香を呪霊として乗っ取ろうと
がら空きの高専に直接攻撃してきます
夏油はメチャクチャ強いので
真希や棘達が倒されていく中で
憂太はついにプッツンきて
里香に自分の全てを捧げると宣言し
里香を手懐けて完全に覚醒します
その覚醒した憂太の能力とは…
「無尽蔵の呪力」と
「他人の呪術の完コピ」
…特級というより
チート級ぶっ壊れ性能
夏油はなすすべなくボッコボコ
最後の一撃は完全にGガンダム最終回の
アレじゃないかとw
これによって憂太は里香に取り込まれるか
と思いきや呪いが解け普通に介在できる
ようになり特級術師乙骨憂太が誕生するのでした
夏油が連れてきたJKとかなんか
筋肉モリモリマッチョマンの変態がどうなったのか
全く出てこずモヤモヤするところもありましたが
バトルシーンの迫力といい見応えあって
楽しかったと思います
それなりに興収もいくのかなと
思いました
あとまがりなりにも映画ライターと名のる人が
初見でシンジみたいですねとだけ
レビューするのはさすがにどうなんだろう
やっすい仕事ですね