ミッチェル家とマシンの反乱のレビュー・感想・評価
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メガネ率が高い
僕がこれまでに観てきたアメリカ映画の中で、最も主要登場人物のメガネ率が高い作品だと思う。4人家族のミッチェル家がマシンが反乱した世界で人々を救うために活躍する物語だが、この4人家族中、3人がメガネだ。小学生の弟だけはメガネではないが、彼はまだ若いのでまだ目が悪くなっていないのだろう。しかし、彼が恋する隣の家の女の子もメガネをかけていて、本当にメガネだらけの作品だ。
メガネをかけていると、オタクに思われるのが嫌だみたいな記事をどこかで見かけてたが、この一家は確かになかなかのオタク一家で、そんな一家がオタクな知識を活かして世界を救う話であることがポイントになっている。この一家はオタクであることをこの作品はほとんど恥じていなくてすがすがしい気分になる。ロボットやAIを作っているのも、映画をつくっているのも大体オタクである。作り手たちの程よい自己肯定感が素晴らしい。
家族の絆を取り戻す
想定以上の面白さ。
徹底的に変わっている!
家族愛とロボットがもたらすリスペクトに 満ち溢れた作品!
エリックとデボラボット
斬新な絵づくりと明確なコンセプトが─
毒親と戦う娘
大当たり作品!最高にハッピーな気持ちにさせてくれる作品
映像、音楽、演出、全てが素晴らしい
Monchi
変わり者だからこそ
時々思わぬ会社が快作アニメーションを発表する事がある。
実は意外とアニメ映画を製作しているものの、『モンスター・ホテル』ぐらいしか印象が無かったソニーピクチャーズ・アニメーション。
2018年の『スパイダーマン:スパイダーバース』がアカデミー長編アニメ賞を受賞するほど大ハッスル!
それに続く、快作!
ミッチェル家。
自然大好きな父、リック。
家族のまとめ役の母、リンダ。
映画大好きの長女、ケイティ。
恐竜大好きの弟、アーロン。
個性的な家族。…いや、ズバリ言うと、変わり者ヘンテコ家族。
飼い犬のモンチも変わってる。犬? ブタ? 食パン?
一応家族は仲良し。でも最近、父と娘の関係が微妙…。
少々ウザい不器用アナログパパと、デジタルにどっぷりハマる現代っこの娘。あるある。昔はあんなに仲良しだったのに…。
ケイティは自身の夢であった映画学校への入学が決まっていた。と同時にそれは、暫く父親と離れて暮らしたいからでもあった。
娘と暫く離れ離れになる。そこで飛行機を勝手にキャンセルし(オイオイ…(^^;)、家族皆で車で送り届ける横断旅に出掛ける事に。
勿論それは珍道中。この旅の間で、父娘の絆は取り戻せる事が出来るのか…?
…と、これだけならファミリー・ロードムービー。
わざわざアニメーションでやるほど?…と思うほど物足りない。
ご安心下さい、履いてますよ。(←何を…?)
その頃とんでもない事態が起きようとしていた…。
とあるIT企業のCEOが画期的なシステムを発表。
今まで使ってたスマホ“パル”から、ロボット“パル・マックス”。
これには人々、色めき立つ。
しかしその発表会で、パル・マックスが突然反乱。
その指令を出したのは、いとも簡単に捨てられたパル。
世界中の人間たちを一人残らず捕まえる。
…が、まだ捕まってない人間たちがいた。
ミッチェル家。
変わり者家族が世界を救う事が出来るか…!?
父娘の関係修復というスモールサイズの“危機”とマシンの反乱から世界を救うというビッグサイズの“危機”が同時に展開。
家族とロボット。全く相反する題材が見事に“合体”。
テンポ良し、笑い(YouTubeの猿)、アクションの迫力、スリリングさ、ハートフルに感動(お守り)…。
映画に必要な要素がほとんどってくらい詰め込まれ、いやはや面白かった!
変わり者だけど、ごく平凡な家族の奮闘。何だか見てたら、我が日本の『クレヨンしんちゃん』を彷彿し、妙に親近感を感じた。
スーパーヒーローじゃないけど、家族の大活躍活劇はディズニー/ピクサーの『Mr.インクレティブル』を彷彿。
こういう“ファミリー物”が好きなら、ドストライク!
アナログとデジタル。どっちがいい悪いじゃない。お互い歩み寄る。その辺の描き方も絶妙。
デジタル社会への皮肉もチクリ。確かにパソコンやスマホって今や生活にないと不便。言い換えれば、相棒、家族、もう一人の自分自身のようなもの。でも時に、汚い手で触れたり、使い過ぎたり、新型が出たりするとすぐ買い換えたり、粗くなったりする。その時、マシンはどう思っているのか…?
『モンスター・ホテル』や『スパイダーマン:スパイダーバース』ぐらい…と前述したが、そういやこれまでのソニーピクチャーズ・アニメーションだって『サーフズ・アップ』もオスカーノミネートされた事あったし、『くもりときどきミートボール』も(1作目の方だけど)なかなか面白かった。
プロデュースはフィル・ロード&クリストファー・ミラーの名コンビ。
高クオリティーな訳だ。
監督マイク・リアンダのユニークで才気ある演出も上々で、その名を覚えておいていいかも。
キャラではモンチと故障した二体のパル・マックス。コイツらがサイコ~。
SFアクションとしても目を見張るビジュアル・センスだが、やはり重点は家族愛。
家族一人一人、時々、イラッ!ウザッ!…と思わせる性格付けが巧い。
家族って、そうじゃない?
ついついあの時は言ってしまったり、すれ違ったり…。
でも、それらを乗り越えて。“理想の家族”なんかよりずっと!
ベタだけど、ヘンテコ家族が温かく伝えてくれる。
だから一層“ファミリー感”を感じる。
最後はこのヘンテコ家族が、サイコー家族になっている。
笑えて温まる最高のアニメ
娘がいる父親には刺さること間違いなし
笑えてテンポもいいし、クオリティがとても配信専用とは思えない出来
映画館で観たとしても大満足だった
私はひとりで鑑賞したが、子供を持つ夫婦なら更に楽しめる作品と思う
家族そろってみるのは少し気恥ずかしいかもしれない
アニメーション×アニメーションの驚くべきバランス感覚。そして、最高の情報量爆発演出。
凄まじくバランス感覚の取れた作品。
アニメーションの中に実写や別のトーンのアニメーションが重なりあう演出は、今までに見たことのない体験だったがそのバランス感覚が絶妙。
アニメーション内に実写が出てくるという演出は特に新鮮で、「アニメーション=現実じゃない」というなんとなくのステレオタイプを一気にぶっ壊してくれ、この作品の世界に引き込まれるきっかけになった。
最高の情報量爆発演出。
普通に見ていたら処理しきれないような情報量爆発の演出が幾度となく登場するが、これを追いきるのは困難だと思う、でもひとつひとつの意味を理解できなくても、楽しい雰囲気は十二分に伝わってくる。
そして、処理しきれないひとつひとつの細かな演出にはきっと意味がかかっているのだと思う。
Music Videoなどでは、情報量爆発した1コマがあり、その一つ一つに意味がかかっている。という演出が多く見られると思っているが、それに似たことを、この長編映画にも行っていることは素晴らしいと思った。
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