「『ニュー・シネマ・パラダイス』と共通するところと違うところ」エンドロールのつづき てつさんの映画レビュー(感想・評価)
『ニュー・シネマ・パラダイス』と共通するところと違うところ
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インド版『ニュー・シネマ・パラダイス』という触れ込みであったが、主人公が映写技師と仲良くなって映画を観せてもらったり、『風をつかまえた少年』のようでもあるけれど親が映画を観るのに反対だったり、主人公が故郷を離れて学びに出たりするところは共通していたものの、仲間と力を合わせてフィルムを盗んで映写会を開いたり、火災はなく、原題の"Last film show"というのはデジタル化で、フィルムや映写機の廃棄とリサイクルが描かれたり、青年期の恋愛関係はなく、送り出す大人が教師や反対していた父親だったりする展開がかなり違っていた。結末で、様々な名監督の名が次々に提示され、本作の主人公もそのうちの一人に数えられるということなのだろうが、成功してからの具体的な本人の写真や言葉も添えてもらわないと、監督本人の現在の姿がよくわからない。
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