「その男、凶暴につき」Mr.ノーバディ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
その男、凶暴につき
いやぁーメチャメチャ面白かった。
普通のおっさんが切れて暴れる映画??
前知識はこれだけ!主役も知らない人=ノーバディだ!!
ハッチさんは毎日バス通勤の冴えない毎日を送る地味な中年のおっさんだ。
毎日同じ日々を繰り返し、
空気のような存在になっているハッチ。
家族には馬鹿にされ、唯一彼を愛して認めてるのは幼い娘だけ。
さぁ、いつ彼の怒りが爆発して大暴れするの?
期待は高まる。
いやはや凄かったです。
アクションが最高。おまけにハッチの父親の爺ちゃんも最高。
なんと「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」のドクではないか?
生きてたのね〜(嬉しい驚き、笑)
おまけに嬉しいのは、合間合間に入る挿入曲。
ROCKや「ワンダフル・ワールド」そしてチャイコフスキーの「ピアノコンチェルト」
など7曲位も!
重くなりがちな映画を軽妙にしています。
(かなり挿入曲にオンブしてるね、笑)
2021年。「ジョン・ウィック」の脚本家と製作デビッド・リーチが再タッグ。
主役のスター性も制作費も段違いだけど、アイデアとテクニックがこっちにはある。
コニー・ニールセンと言うビックネームも出てるし、
クリストファー・ロイドを久々に観たい人には、花丸、ですね。
主役はボブ・オーデン・カーク(テレビドラマに出てる人らしい)
平和な生活を愛する男が、実は、
「その男凶暴につき」ご注意を!!
ロシアン・マフィアを相手にガチンコ闘うなんて、
アクション好きなら、めちゃめちゃ楽しめます。
過去鑑賞
私には怒りの💢方向性がわからなくて、悔しさに共感もなく、そもそも悔しさも無念さも無く、工員さんではなく、経営陣なので無理でした。お涙頂戴でいいのでもう少し 溜め が欲しかったです。マフィアはともかく主人公のオッサンが明らかに悪い人と思いました。イイねありがとうございました。😊
この映画も娘そっちのけで無茶苦茶な映画でしたが、確かオデンカークさんも俳優じゃなく、製作側だったか…正確ではないかもしれませんが、なかなかの演技でしたね。
グッドバイ…はエロ本屋の話ですが、なかなかよくできた作品だと思います。
今晩は。
「恋する惑星」のコメントを頂き、有難うございます。又、拙レビューへの多数の作品への共感及びフォローになっていただき有難うございました。
(何だか、営業成績の上がらない営業マンみたい・・。)
私は、年代的にウォン・カーウァイ監督の作品を劇場で観たことが無いのですが、レンタルビデオで「花様年華」を見て”このスタイリッシュな映像とカメラアングル、そして音楽の使い方(ジャンルが幅広い)、格好良いじゃないか!”と驚き、それ以降少しづつ鑑賞しています。
東京では、今夏ウォン・カーウァイ監督作品群が、4Kリマスターで再公開されるようですが、私の居住地域の大都会には来るのかなあ・・、と思っています。
では、又。