葵ちゃんはやらせてくれないのレビュー・感想・評価
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痛恨の作戦ミス!!
32歳で自殺した川下さんが霊として現れて、更にタイムリープして、昔想いを寄せていた後輩の葵ちゃんとやる為に奮闘する話。
2019年に自殺した川下さんが命日の日に後輩の信吾の前に現れて、大学時代の後輩の葵ちゃんとやりたいと言い出し、二人で2010年にタイムリープし巻き起こるストーリー。
その時代の川下さんはその後いる訳で、2022年からの流れをそうするなら…ねぇ。もっというなら1回目の翌日以降だってそうだしね。
まあ、確かにコメディではあるけどさぁ、まるまるそこ捨てる?
キャッチーで上手いと思っていたタイトルも、あれ?違う?っていうね。
その辺のいい加減な感覚を、脚本の悪ふざけだからとかコメディだからと受け入れられる人ならOKだろうし、その日の川下さんだけをみたら結構面白いけれど、もうちょい笑いとか楽しさとかの方向のおバカさがあれば上手さも感じられたのかなと感じた。
川下さんの歌のインパクトはある意味強烈で面白かったw
ポルノでないとしたらかなり残念な出来栄え
映画の中でがっつりセックスのシーンがあると戸惑うことがある。作品によってはかなり過激でもストーリーの中に溶け込んでいれば違和感がないのだが、そうでないとロマンポルノやドラマ仕立てのAVを観てる気分になる。
本作は、自殺した先輩が大学時代に好きだった女の子とセックスするためにタイムスリップするという話。この設定にまんまとやられてしまった。なんか面白そうな雰囲気だけは醸し出していた。
でも作りがちゃちすぎた。画面がグルグル回るタイムスリップの演出なんていらないし、セックスのシーンもそんなにいらない。2010年にタイムスリップしてるのに、小物や周りの風景に無頓着すぎるのはどうなんだろう。それさえも意図したものだ!なんて開き直るのだろうか。
笑いもほとんどないし、タイムスリップものとしての面白さも追い求めた感じはしないし、恋愛モノとしての切なさもない。印象に残ったのはセックスシーンだけだった。ロマンポルノ的な制約があってこれならまだわかる。でも多分違うのだろう。1回目と2回目の展開の違いがどういう意味があるのか、もっと深めていけばもっと面白い話になったのにと思う。かなり残念な作品だった。
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