劇場公開日 2022年6月17日

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「おディーンさんのとEXILEの番宣映画。」バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0おディーンさんのとEXILEの番宣映画。

2024年7月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

 内容は、かの有名な名探偵シャーロックホームズシリーズのバスカヴィル家の犬の日本的廉価版リメイク作品。
 印象的な台詞は『本当に怖いのは人間ですね。』ハス壁家の娘がいう台詞は有名です。今も昔もよく使われる表現ですが、愛憎劇の終末的視野狭窄に陥った心理を的確に表現した台詞でした。
 印象的な立場は、全ての元凶にある自分勝手な人々が異様で印象に残りました。確かに雰囲気は空気感染するという見本になりました。登場人物すべて自分本位がステレオタイプで深みが欠けていた様に感じました。
 印象的な場面は、最後の災害オチです。確かに全て洗い流さないといけない。全ての思いを埋めてしまう様に観客は感じるかもしれませんが生きる事を諦めてしまう描写は杓子定規で嫌な感じがしました。
 とにかくEXILEの人とおディーンさんのかっこよさを全面に押し出す様な作品でした。探偵小説者の不穏な湿気のある映像表現では無かったのが残念です。舞台の瀬戸内地方では乾燥していて雪も降らず温暖なので凍死する事はそうそう無い様に感じました。お決まりのやっつけ仕事が見え見えでテレビドラマかと思った。
 個人的には、広末涼子と稲森いずみとEXILEとおディーンさんで、復刻版ビーチボーイズを30年振りに観た様な気分になりました。

コバヤシマル