真夜中乙女戦争のレビュー・感想・評価
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池田エライザちゃんに☆3
主演2人の好演が光る作品ですが
私的には全く合いませんでした。
原作未読なので多くを語れる立場にありませんが、感情移入ゼロで観終わって何も残りませんでした。
まあそういう作品もたまにありますが残念な時間を過ごした週末の寒い1日❄️の始まりでした。
日曜日の「コーダ」に期待して
土曜日は今年の初ラウンドに行ってきます🏌️♂️風が収まるとイイなぁ!
9
かくれんぼの範囲広すぎぃ!
予告編の東京破壊シーンを見てなんか「ファイトクラブ」に似てるな~なんて思ってたけれど。
まったくもって下位互換的な映画でした。
原作がどうなのか知りませんが、かなり「ファイトクラブ」に影響を受けてるではないだろうか?
現状への不満とか恋とか暴走とかそのままでしたね…
バーでの会話を仲間に監視されてたシーンとか笑っちゃいましたよ。
初見ならゾッとするシーンかもですが、ファイトクラブの方がもっとインパクトが有ったというか、あぁここにも居るのかみたいな絶望と恐怖が上手く描けてた気がする。
私と黒服と先輩は最後まで名前が出てこないのでミステリアスというか、名無しだからこそのどこにでも居る存在、視聴者と登場人物との垣根が低くなるような作用をねらっているようにも感じるが、全体的にありえない展開が多くて、現実味が無いし、なにより主人公の人間味や過去を描くのがあっさりしすぎてて、いかにも作られたキャラクターって感じがしてしまった。
感情移入とかほとんどできないし、どうにも自分は乗り切れない感じがした。
先輩との恋もなかなかにほろ苦いのだが、いかんせんどちらも名前がないから淡泊。
愛の告白をしたところで、名前も知らないのにそれでいいのか?って思ってしまった。
好きな人の名前ってどうでもいいことなんですかね、現代の恋愛ってわからん…
納得できなかった点
黒服の設定。
かなりの金持ちで、退屈だから刺激的な事をしたくなるってのはわかるけど、いくらなんでも万能すぎ。
カリスマがあって実力もあるのはわかるけれど、大学側の警備や警察が無能すぎ。
いくらなんでも無理ありすぎでしょうよ。
しかも私=黒服をに匂わせる演出もあるのでなんかもうめちゃくちゃだよ!
かくれんぼクラブの設定
入会からかなりミステリアスなのにクラブ自体は結構普通だし、先輩との出会いの舞台装置としてあんまり機能してなかった気がする。
かくれんぼのルールも分からんし、大学構内だけじゃなくて町にも出てるし、あまつさえ森の廃墟まで行っちゃうあたり、もう探せる気がしない…
もしかしてかくれんぼとわ名ばかりの出会い系サークルなのか?
先輩と黒服の関係
黒服がPCをいじってるシーンの森と廃墟が有るシーンの森が似ている点や
先輩の彼氏が性機能不全な点、なんだか意味ありげだけれど明確にはされてないので視聴者に判断をゆだねてはいるけれど、どっちでもいいわ!
伏線はいろいろあった気がするがどんどんどうでもよくなってしまった。
結局この物語はなんだったんだ?
私が大学とバイトで精神を病んでしまって、暗い部屋で一人妄想でもしてる物語っていわれたほうがしっくりくるよ!
鑑賞後「ファイトクラブ」を見たくなのでその点だけは評価できる作品です。
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劇中セリフより
「なかなかいい所に隠れたじゃん」
ゴミ回収ボックスに隠れるべきは主人公より
青春ファンタジー映画に目くじらたててる私のほうかも知れません。
繰り返される日常というサイクルの中で生きることに意味はあるのか?!
学校に行って、就職して、結婚して、子どもができて、家を買って……という人間が繰り返す、世界のサイクルに飲み込まれて、消費されて、最後には死んで灰になる。世界の家畜のような存在が人間だ。
そんなサイクル自体に疑問を感じる時というのが、人生には何度かある。中には、そのサイクルを当たり前すぎて、流れに身を任せ、疑問にすら感じない者もいるが、一番敏感に感じるのが、10代後半から20代前半といったところだろうか。
もちろん、その後も何度か、人生の岐路に立ったときに思う者もいれば、そういった思考にならない者もいる。以前は思っていたが、その時には考えなくなってしまう者もいる。自分の人生、世界の意味、そんな答えの出ないことを考えるぐらいなら、サイクルに飲み込まれてしまう方が、いっそ楽だ。
しかし、そのサイクルを壊してしまったらに、人類はどうなってしまうのか。当たり前だと思っていた日常が消えてしまえば、全てが平等な世界が実現できるかもしれない。そんな思想は、テロリストやカルト的なものに感じるかもしれない。実行してしまえば、それは悪とみなされ、世界によって批判と裁きを受けるだろうが、そういったことを思うこと自体、その感覚はごく自然である。
今作は、決して他人事ではなく、誰もが自分自身のサイクルの中での生き方を見つめ直すものとなっている。主人公に名前がないのは、あなた自身でもあるからなのだ。
全編を通して、何かを朗読しているようなセリフも、頭の中で考えていることが表されている。言ってしまえば、全てが脳内で展開されている物語なのだ。
ラストでスクリーンに映し出される光景を見て、何を思うかが、その人の生きる意味にリンクするものとなっている。
そこで恋人だったり、家族がどうなってしまうのだろうか、もしくは大好きな仕事はどうなってしまうのだろうか……と、思うかは、人によって、それぞれ全く異なるだろうが、何かを思うのであれば、それこそが生きる”希望”だということだ。
そして、それがこの世界に生きることの意味なのだ。
『絶望は、光になる。』
Fさん好き、原作好きの22歳男です。原作のアレンジも多々加わっておりました。そちらも非常に良かった。
私のこれまでの経験では汲み取りきれない描写や心情はいくつもあり、私の語彙力ではこの映画の美しさを言葉にする術がない。それでも最高に絶望する、希望の物語であると感じた。
全国の、毎夜絶望して、それを言葉にして、その言葉がどうにもならないことにまた絶望する同じような人間(特に若者)に是非観てほしい。
また、近いうちに絶望した時に、ここに帰ってくると予感した。故郷のような、苦く優しい教師のような、そしてただ真っ直ぐに美しさを極めた映画のように感じた。
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