「113分の二宮健地獄」真夜中乙女戦争 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
113分の二宮健地獄
2022年映画館鑑賞17作品目
5月4日(水)一関シネマプラザ
1700円
原作未読
監督と脚本は『チワワちゃん』『とんかつDJアゲ太郎』の二宮健
私に永瀬廉
先輩に池田エライザ
黒服に柄本佑
教授に渡辺真起子
永瀬くんはジャニーズのKing & Princeのメンバーで映画『弱虫ペダル』の主役小野田坂道役をやった人
見た目の雰囲気がだいぶ違うしこんな声だったっけ
大学生「私」が黒服に出会い悪質な悪戯からテロ活動に発展する話
サークルでかくれんぼしたりテロ仲間とはないちもんめ(だっけ?)をやったり
最初は白黒の外国映画を観に集まってきた冴えない人たちが『億男』みたいなパリピぶりになっちゃってはしゃぎだす
しまいには『時計仕掛けのオレンジ』みたいに凶暴になって
退廃的といえば退廃的だが乱交まではいかない
退廃的ではあるがグロい表現は乏しい
退廃的なのにエログロじゃない淋しい薄味
理屈も難解だしシュールだしわけわからん
『いなくなれ群青』も酷かったけどこれはそれ以上
あっちが空虚な青空ならこっちは漆黒の真夜中に地上の星
眠くなってくるよ
『チワワちゃん』はまずまずだったし『とんかつDJアゲ太郎』は好きだったんだけどな
これは駄作
映像はいいけど新人じゃないんだからこんなの作っちゃダメ
『ねじ式』はわけわからんけど短編の読み切り漫画だから良い
この内容で113分は地獄だわ
カネ返せと思う人がいるのも無理はない
自分はそこまで思わないけど
コメントする