「所作に共感皆無も好展開」そして僕は途方に暮れる サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
所作に共感皆無も好展開
2023年劇場鑑賞4本目 秀作 68点
とにかく人間からも現実からも逃避行を繰り返す、なるべくして生まれた救いようもないモンスターのお話
ストーリの起伏やまとまりが良く十分楽しめた印象で、藤ヶ谷くんが同棲している前田敦子との些細な出来事で軽蔑し堪えられずその場を後にする。
その後も藤ヶ谷くん自身は認識していない失礼だったり無礼な所作に対して次第に住人が苛立ち、その後の態度に向き合えず居心地が悪くなると直ぐまた逃げるを数回繰り返す。
実家に帰ると母が宗教か何かに遂行している事実にショックを受けまた逃げ、後輩にもバイト先の先輩や大学の後輩、唯一の友達や姉にも見捨てられ、頼る人がいなくなった時に同じ様に家族から逃げた暫くぶりの父と出会う。
そこから自分と現実に向き合う様になり、やるせないけどどうしようも無い自身の資質に周りも一定の反省のポーズに関心し、そんな彼に向き合おうとしますが、最後に更生仕掛けた彼をまたも元のレールに引き摺り込む出来事で終焉。
思い返してみるとやっぱり良くできている印象でした
是非
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