アメリカン・ユートピアのレビュー・感想・評価
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遅ればせながら感動
大好きでした!ほんとにかっこいい。
大人でオシャレで魅力的なステージ。動きも好きだし、色や音、ずっと見ていたくなった!グレーのスーツにピンクのベース。いろんな人種で構成されたバンド。アジア人がいなかったのは少し残念。実際のステージ是非観たい。昔はあんまり好きじゃなかったデヴィッドバーン、歳とって可愛くなったな。
ウクライナ前夜
つまらん。
延々字幕を読むも主旨は凡庸。
舞台のシンプルを良しと無理に誉める気にならぬ只々単調。
エンドロールのバックステージには興味が無くもない。
ウクライナ前夜の米国の問題意識の浅さを知る歴史資料的価値はあるっちゃある。
これが最高のショーなのです
これが最高のショーなんですとデビッドバーンが教えてくれます。
完全にその通りです。トーキングヘッズ大好き、デビットバーン大好き。彼らと同じ時代のエンターテイメントを同じように喜びあえる幸福感に包まれます。
文句なく、かっこ良い。キリッとしていて、ピリッとしていて、緩いんだけど全くだらしなくない。最高、極上、視覚と聴覚が久しぶりに一体となってジンジン、ビジビジ身体を震わせてくれました。
未熟な私
日本では2021年5月に封切りされた本作品、当時はコロナを気にして結局劇場鑑賞を見送ったのですが、今回、TOHO日比谷で再公演となったこの機会に遅ればせながら鑑賞してまいりました。
ただ、ずっといい評判を聞いていたにもかかわらず見送ったのには、私が一番洋楽に夢中になっていた80年代前半当時、正直トーキング・ヘッズに興味を持てなかったことを引きずっていた背景があります。
さて、今回の再上演には「特別対談映像」と言うことで、本編の前にデビッド・バーンとスパイク・リーの対談映像が付いており、二人の話でこのショーの観方が解説されとても参考になりました。
実際、本編が始まると非常に洗練されたパフォーマンスで美しく、またオーディエンスの興奮がとても伝わります。勿論、映像化された映画作品としても素晴らしく、このショーのコンセプトがより伝わりやすく作られているように感じました。
では「高評価必然」かというと、、やっぱり私には楽曲が今一つ盛り上がれない。。。アルバム『アメリカン・ユートピア』から5曲、トーキング・ヘッズ時代の9曲、他カヴァー曲など、全21曲の構成ですが、予習も復習もしていなかったので、殆どが「知らない」か「聞き覚えのない」曲たち。全然悪い気はしないのに、個人的には盛り上がりに欠ける内容で。
それと、私はセリフについた字幕を読むのには慣れているのですが、どうも歌の歌詞の字幕を読みながら聴くのが苦手。でも、これだけコンセプティブなショーにおいて、歌詞の意味とその重要度(ピーター・バラカンが字幕担当しているだけあるし)を考えると、どうしてもそっちに気を取られて、しまいには眠くなる。。。
まぁ、ひとえに私の未熟さが作品レベルに届いていなかったのだと思います。
アメリカン・ユートピア
あのひと転ばないかしら。
バテないかしら。
座っていないで立ち上がってもいいかしら。
水をのンでもいいかしら。
たまに目をつぶってもいいかしら。
ちょっと考えてもいいかしら。
笑ったり泣いたりしてもいいかしら。
ただ見ているだけでいいかしら。
身体中を動かしてもいいかしら。
音が止まるまで髪の毛を濡らさないでいてくれるかしら。
すきに生きていいかしら。
デビッド・バーンて
天才ですね。才能が研ぎ澄まされるとベクトルが死に向かう傾向があるような気がしていたのですが、この人はこんなに生を肯定的に表現しながらその才能もどんどん先鋭化されていく見たことのないタイプの芸術家です。すごい偏見だけど「命って素晴らしい」ってなるとナオト・インティライミになりがちだと思うんです。そこをこんなにユーモアとシニカルを込めて描けるなんて。そして何よりおしゃれ。私も自転車乗るとき帽子型のヘルメットかぶろうかなと思いました。
大人のポップス+レビューの多さに驚き
この作品に100件ものレビューが載っているのが驚き。デイビッド・バーンって皆さんそんなに聴いてた?映画comにはアンテナの高い人が多いのだなと思った。
デイビッド・バーンのヘンテコポップスにはなんとも言えない魅力がありCDはだいたい買っていて、こっそりファンだったので楽しみにしていた。これは期待通り。とにかく楽しい。昔の曲にも再び命が吹き込まれたような新鮮味がある。歌詞の日本語字幕があるのも大きいがCDよりも数倍楽しい。詩集のような大人のポップス。70歳近くなって、こんなことにチャレンジ出来るなんて素晴らしい。20代のミュージシャンには出来ない仕事である。
シーケンサーのクリック音を聞きながらテンポを合わせ、振り付けも覚えて、というのは大変だったろう。部分的にメンバーが鳴らせていない音が聞こえるような気がするが、そういうバックトラックも重ねてるのか。これくらいは許容範囲でしょう。ドラムは凄く綺麗な音なので、1こずつマイクで拾ってエフェクトで整えてからミキシングしているのかな。タンバリンやシンバルを鳴らすメンバーの胸にはマイクが見える。
全部口パクだと書いている人もいるが、それだと現地で観ている観客には滅茶苦茶に聞こえたはず。
曲の構成などはともかく、カメラアングルや編集は平凡に感じたので、スパイク・リーの独自色がどれくらいあったのかどうかはよく分からない。
みんなが褒め称える理由がよく分かった。
Amazonレンタルで鑑賞。
「トーキング・ヘッズ」はギリ名前は知ってるかな?程度だし、デヴィッド・バーンも全然知らなかったので、「トーキング・ヘッズ」のデヴィッド・バーンのライブ映画と言われても「楽しめないかも」と、劇場で観るのは断念してしまった。
でも、今回Amazonレンタルで観て、その心配は杞憂だったし、ちゃんと音のいい映画館で観るべきだったと大後悔した。
冒頭、椅子に座って脳の模型を持ったおじいちゃんが、脳のアチコチを指さしながら「ここは記憶を○○する場所~♪」(歌詞が字幕で出る)とか歌い始めて、「え、え、何この歌!?」とビックリしてるうちに、どんどんライブ(というかブロードウェイのショーだけど)に引き込まれていく。
やがて、男女のダンサーと踊ってみたり、マーチングバンドみたいに肩から楽器を下げた人たちが登場して踊ったり縦横無尽に動き回ったりしながらショーが進んでいくんだけど、歌や演奏、二人のダンサーはともかく、デヴィッド・バーンのダンスはふかわりょうのネタみたい……ではないか、練習すれば子供でも出来そうな動きなんだけど、そのシンプルな動きも、ダンサーやバンドの皆さんの動きと組み合わさると見ごたえのある有機的な一つのダンスになっていくんだよね。
というか、本作のステージ構成は万事がそうで、デヴィッド・バーンの語りの部分も話し方や彼のキャラも相まって、最初は「学校で授業を聞いてるみたい」って思うけど、徐々にその語りがダンスや歌といったピースを繋いで一つの物語を紡ぐための糸だと分かる。
デヴィッド・バーンの歌詞も凄くシンプルなワードを使いながら、キラーワードで観客に問いかけてくるし、最初は割とシンプルだった音が、曲ごとに楽器が増えて厚みが増してステージがグルーブしていく。
で、それが極に達するのが、ブラック・ライブズ・マターを訴えるジャネール・モネイのプロテストソング「Hell You Talmbout」を全員で熱唱するシーンで、「一体何を言ってるんだ」という歌詞と、不当に命を奪われたアフリカ系アメリカ人たちの名前を連呼するという歌なんだけど、もうね、ステージの熱量にやられて号泣ですよ!
そうやって、このショーは最初は間接的に、徐々に直接的に「これでいいのか?」「考えろ!」って見てるコッチに迫ってくるんだよね。
いやー、返す返すも、劇場で観られなかったのが悔やまれる映画だった。
無駄を極限まで排除した音楽映画。
今年4本目(合計281本目/今月4本目)。
私もこの映画は長く逃していたのですが(シネマート心斎橋さん持ちだったのですが、他映画が多くて1日1本しかなく)間に合わず、この1週間でリバイバル上映とのことで行ってきました。
そうですね。どれかに入れるとなると音楽映画になると思いますが、より下位の概念に「ライブ映画」というのがあり、それにぴったりな印象です。
今は特別な指示があるものを除いて拍手など禁止ですが(逆に拍手等OK映画、という類型もあったりする)、そうなってもおかしくないな、という印象です。
(まぁ、シネマート心斎橋さんはミニシアターなので、そうすると、シアター2までうるさいということになりかねませんが)
95%以上は音楽パートで残り4%が音楽に先立つ「作曲・作詞のいきさつ」などの部分で、この後者の部分で、当時のアメリカの文化を理解しないと難しいかな…と思える程度もありますが(ただ、大半は常識範囲で、何がなんだかわからない字幕は出ない)、多少わからなくてもこれは結局「音楽を楽しむ映画」というように見るのが妥当で、そこには問題はないので(確か10曲~12曲くらい収録されてた)、結局のところ音楽映画にはお勧め、そうでない場合、評価が分かれる(そういう映画と割り切っていかないと理解不能になる)という論点かな、と思います。
特に採点から差し引く要素はないので5.0にしています。
ユートピアは貴方の中にある。
劇場上映のタイミングを逃してしまい、地方の映画館まで足を伸ばして鑑賞しました。鑑賞後感動しすぎて、直ぐにBlu-rayとサントラを購入し、自宅で鑑賞しました。
トーキングヘッズは名前と、何曲か知っている程度でしたが、見ているうちにデヴィッドバーンのパワフルな歌声とユーモアのあるトークにどんどん引き込まれていきました。
ライブと聞くと、私的には豪華なセットで、演出も凄くてというものを想像してしまうのですが、始まってみるとデヴィッドバーンとそのバンドメンバーが裸足で、ステージを自由自在に動いて踊ってという演出。
そのすべてが今まで見たことのないもので終始、脳が活性化されまくりでした。正直、人間の歌と、演奏だけでこんなにも感動できるものなのかと驚きました。
何より、メンバー全員がとても楽しそうで、まるで客席に私も座っているかのようで、一緒に歌いたくなるような作品でした。
歌の歌詞一つ一つにも今を生きる私達に向けてのメッセージが込められており、バンドメンバーも多国籍で、家族のあり方、人と人との繋がり、生きるとは?など様々なことを改めて考えさせられるきっかけになりました。そして、そのすべてをデヴィッドバーンが体現しているような演出でした。
光を効果的に使った演出と、独特なカメラワークこれはもう、スパイクリー監督じゃないと、この作品の良さは引き出されなかったと感じますし、一つの作品として世に送り出してくれてありがとうという気持ちでいっぱいでした。
個人的に、ラストの自転車のシーンが疾走感が溢れていてとても好きです🚲🚲
何度も見れる
元トーキング・ヘッズのフロントマン、デイヴィッド・バーンによるブロードウェイショー『American Utopia』を、『ブラック・クランズマン』でオスカーを受賞した鬼才・スパイク・リー監督によって映像化。 本作の原案となったのは、2018年にバーンが発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」。
移民なしなんてあり得ない
あのトーキングヘッズのDバーンのライブパフォーマンスをスパイクリーが撮る、もう傑作なのは観る前から分かる。演劇的な要素もありのカメラもありとあらゆる角度から撮っているのが特徴。バーン先生は途中、MCで政治的な発言も多めで熱さは変わらない。見た目は流石に歳を取ったが、奇妙でヘンテコなダンス?は相変わらずで楽しい。終盤、Jモネイの曲を熱く演奏するのがクライマックス、アメリカの若者の皆さん、選挙に行ってね。しかし、劇場にチャリで通勤なんてカッコ良すぎだよ!
あてどない旅の途中
デビット・バーンを中心とした、多国籍バンドによるファンクでロックなパフォーマンス映画作品。
公開当初、ミニシアターランキング1位に連続で君臨し、今でもロングラン公開されているため、後れ馳せながら漸く観賞。
初っぱなから歌われる脳の歌(!?)に混乱しつつも、これが本作品のコンセプトとなる重要なヒント。
成る程、重要なつながりが残っていくのね。
とにかくパフォーマンスはお見事!!
あれだけステージを縦横無尽に歌いながら動き回り、尚且つレベルの高い演奏も同時に行う。う~ん、ワタクシには一生無理ですな(笑)
ベースの重低音が最高!!思わず足でリズムを取りたくなる。勿論他のパートも。
ワタクシも趣味でギターをやってますが、実はこういうのをやってみたかったりするんですよね。難易度ヤバそうですが。
とにかくライブってのは本当に良いですね。早く気兼ね無く楽しめる状況になってほしいですね。
それこそ、通常な日常がユートピアだったのか・・・なんて思ったりしたライブ作品だった。
映画鑑賞中、拍手をこらえるのが大変なくらい圧巻のライブパフォーマンス
元トーキング・ヘッズのデビッド・バーンが2018年に発売した同名のアルバムを題材に、2019年秋からブロードウェイで上演された舞台をスパイク・リーが映画化した作品。ブロードウェイといってもミュージカルや演劇ではない。かといってコンサートと言ってしまうとだいぶ違う。衣装やセットなどを極限まで排除し、歌、マーチングバンドによる演奏、ダンス、照明を中心にした舞台演出抔、全てが計算しつくされた、総合エンターテインメント芸術とでも呼べるだろうか。その100分ほどの舞台パフォーマンスを見事に映画に仕立てた作品。
1984年、テレビから映し出されるロサンゼルスオリンピックの映像は、幼かった頃のわたしよ脳みそに鮮烈に焼き付いている。開会式では宇宙服を着た人が空を飛び、マスコットのイーグルサムは期待を裏切らないイメージ通りにアメリカ的で、主要な種目で金メダルを総なめにしたかの国はわたしの憧れだった。あれから40年近くの時が流れ、憧れだったアメリカからは近頃、良いニュースがさっぱり届かない。銃による事件や世界各国での武力介入は相変わらずで、中国と小競り合いを繰り広げ、コロナで医療の問題や格差、貧困、人種差別をはじめとする分断がより一層露呈した。
本作の中心人物であるデビット・バーンはイギリス生まれだが、子供のころに家族ともどもアメリカに移り住んできた移民だ。ステージを彩るパフォーマーも多国籍で、おそらくは性別も男性や女性に分類されない人が混在している。いろいろな出自の人々がひとつの目的に向かって高いレベルで「創造」していく様は、かつてわたしたちが憧れたアメリカの縮図で、ユートピアという題名は、アメリカのいまを少し皮肉っていて、でもユートピアになり得る可能性も信じていて、その両方を、音楽と舞台演出とデビッド・バーンの飄々としたキャラクターで、さりげなく、しかし希望的に表現している。
舞台パフォーマンスを映画にする試みにも賛辞を贈りたい。舞台撮影でありがちな何台かの固定カメラで撮影したものをスイッチングしているのではなく、非常に高性能な「目」で鑑賞しているかのような編集で、生で舞台を鑑賞することでは得られない臨場感と没入感を与えてくれる。事前情報なしで、トーキング・ヘッズやデビッド・バーン、スパイク・リーの作品を一切知らなくても楽しめる、とても元気になれる作品。
嗚呼アメリカ
大した内容でも、作品でも、
パフォーマンスでもないものを
装飾(カメラワークと装飾は可能な限り無くしましたよーという装飾)と消費者のパワーとノリで
最高のものとする
まさにアメリカ
僕の大好きなアメリカ
これぞ
アメリカン・ユートピア
映画じゃなくって舞台だったら100点!
素晴らしい舞台だなぁ…。
舞台だったら100点!
トーキング・ヘッズ、名前しか知らんけど、楽しかった~!
この舞台、生で観たいっ!!
これ、映画館で大人しく観る作品じゃないよー。
いちばん後ろの席を取って良かったー。
後ろで、ノリノリで楽しんじゃいました。
もっともっと、映画の中の舞台の観客と一緒になって、拍手したり、ヒューヒューしたりしたかったー。
この映画、このコロナ禍じゃなかったら、
音響設備の整った大きな会場で上映して、観客も立ち上がって一緒に楽しめるような企画でやって欲しかった。
それならば、近くのヤング女子も寝ちゃわなかったのでは?(笑)
また、映画で良かったのは、
字幕があるので、メッセージがきちんと伝わってきた点。
海外アーティストのライブが好きで良く行くのだが、
音楽や空気は、存分に楽しめるけど、
英語力小学生なので、
歌詞からのメッセージやMCは、きちんと受け取れていなかったから、今後は、字幕あっても良いかも。
まぁ、その前に英語を勉強しろよ!って感じかしら(笑)
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