「今更ながら…」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 にすくさんの映画レビュー(感想・評価)
今更ながら…
初めて見ました。ネタバレは一切見ずに(というか触れてこなかったジャンルだったので、情報が集まらなかった。)見ることができました。一応ネタバレ注意です。
見終わった途端、これは…と思ってしまいました。
あまりにも救いがない。水木は多少救われたでしょう。記憶を無くし、鬼太郎を育てる道を選んだのですから。
問題は龍賀家の人々ですよ。乙米や時麿はあれだとしても、罪の無い時弥や、罪を犯さなければなら無い状況にまでなってしまった沙代がもうかわいそうで仕方がない。(特に沙代は見た瞬間から推せると思ったくらいどストライクのデザインだったから本当に救われてほしかった。)あの糞ジジイ…としか言いようがありません。あそこまでクズキャラとして描いてくれたのはありがたかったですね。死んでないけど一生苦しむだろうし。
沙代は2人目を殺してしまった時点でもう暴走してたんでしょうね。マジでショック。しばらく引きずります。これが推しが死ぬ。ということなんでしょうか。一応最後で時弥と共に救われるような描写があるんですが、結局村からは出れてないところを見るとなんとも…生まれ変わって東京でクリームソーダを飲んでくれ…幸せな人生を…マジで…
それと、かわいそうなのは考三ですよね。禁忌を犯したとは言え、精神がね…最後もね…あっさりしすぎです。
あんなほとんどしゃべらないキャラに中井さんを使うのもイカれてます。
この映画、良くも悪くもテンポが異常に良いんです。ポンポン人が死んでいく。命がとても軽く描かれていると思います。
もう一度みたいのに、もうみたくないような。結末を知った上で、あのキャラクター達にどう接したらいいのか分かりません。私はゲゲ水よりも龍賀家の人達のほうに感情移入してしまいました。本当に皆可哀想。なんなんだ。誰か救ってやってくれよ。
間違いなく面白い映画ですが、描写的にはR-15ですかね。チョイグロイかもです。
もう一回…見れないなーこれは。心を整理しないと…
拙い文章でしたが、ありがとうございました。