「水木と目玉の親父のバディは発明」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 おもちさんさんの映画レビュー(感想・評価)
水木と目玉の親父のバディは発明
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水木と目玉の親父のバディは発明だと思いました。特に作者本人からディティールを頂戴した水木の薄暗いリアリティと好漢ぶりは、この映画を支えていると言っても過言ではありません
演出、カットも冴えており、観客を画面に集中させる事が出来ています。しかし中盤以降、因習村の解決編があまりにも力業で興を削いでしまったのと、水木が活躍しているとは言い難い(おおむね超常の力で解決されてしまう)のが気になりました。因習村が神秘のベールに包まれている間は面白かったですね
またリアリティラインや演出の温度感の不統一が気になります。「墓場鬼太郎と日朝鬼太郎の両取り」を目指してどっちつかずになったような感じです。ホラー演出が効果的だったのも主に中盤まで、ストーリーが日曜の朝番組テイストになってからはいつもの鬼太郎です。お話の上では特に重要ではありませんでしたが、8等身の猫娘は(その存在を知っていたにも関わらず)登場する度に笑ってしまいました
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