「大人も子どもも見る価値ありまくり。」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 みそのぐさんの映画レビュー(感想・評価)
大人も子どもも見る価値ありまくり。
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ゲゲゲの鬼太郎懐かしいな、鬼太郎の誕生話についてか、まぁ観てみようと軽い気持ちで鑑賞すると、終わった後とても惹き込まれていた自分がいた。
まずキャラデザが現代風で、自分的にそこも魅力の一つだった。そしてなんと言っても鬼太郎の父(ゲゲ郎)イケメン過ぎやしないか!!言動に行動に、特に戦闘シーン。スルスルと動くダイナミックな映像は映画館だからこそ良いところが存分に伝わってきて良い意味でゾクゾクワクワクさせられた。
いつもそこにあるけど見ようとしなかったもの、妖怪も幽霊も、そこには人間の汚い所も含まれていると思った。
閉鎖的な空間では変化を1番嫌う、なぜなら思い通りにならなくなって困る人がいるから。しかし、小さな石ころ1つでも投げ入れたら一瞬で崩れてしまう危うさも共存している。これはそんなお話だった。
小さい子ども達も思ったより見に来ていて、龍賀家に隠された内情や、時貞が沙代をお気に入りという意味、権力ある人間の欲望、大人は言わずともわかるけど、子どもたちはどうだろうか。しかし、この作品はそれ以上に印象に残る作品の一つだった。意味が分からないながらも、子どもなりに汲み取って、大人になった時ふと手に取って見たくなるような、そんな作品になっているように感じた。大人も子どもも見て損はないし、もし自分が子どもの時に見ていたら特別な作品の一つになっていたとも思う。
最後の水木と鬼太郎のシーンにはグッとくるものがあった。
見てよかったな。とても見応えのある104分だった。
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