「【民主主義の時代】」5月の花嫁学校 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【民主主義の時代】
少し、肩の力を抜いて、リラックスして、社会問題を考えるような作品かもしれない。
60年代、アメリカでは女性解放運動が盛んになり、50年代から続く公民権運動と並んで、民主主義に対する考え方が、それまでより一層深まっていった。
フランスの1968年5月危機では、労働者のゼネストにより、労働者の権利に対する要求が大きく拡大する。
日本では、60年安保、全共闘などのムーヴメントが起こり、60年代は世界的な民主主義の時代なのだ。
この作品は、未だに古臭い因習から抜け出せない社会や、セクハラ、硬直的なLGBTQへの考え方・姿勢などを散りばめながら、昨今の#MeTooのムーヴメントを想起させるようなアルザスの女性たちの権利に目覚めていく姿を、この5月危機の出来事と併せるように、コミカルに、そして、小気味良く見せている。
アルザスは、フランスとドイツが幾度か領有を巡って争った地域だ。
複雑な土地柄ということもあって、この場所が選ばれたのかもしれない。
レビューの評価は低いけれども、そんな面白くないことはない。
逆に、誰かが低評価をつけて、自らサブ垢で、それに大量の共感をつけてることが、評価を下げる要因になっているのだとしたら、これは、意図的な営業妨害のようなものではないのか。
いつか、グルメサイトでも類似したことがあったと思うけど、こんなことも管理できないのだとしたら、映画のSNSの責任も相当重いと思う。
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