「ヒロインが美しかった!!」桜のような僕の恋人 𝔸𝕟𝕘𝕖𝕝𝕠さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインが美しかった!!
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「未成年だけどコドモじゃない」パンフレットのインタビューで、中島健人君の仕事への姿勢を知ってファンになり、本作も気になりました。そろそろ桜が散りそうなので観ました。人生を振り返ると「あの時行動していれば…」と思う事が多々ありますが、誰にでもある「あの時行動した自分」を想起させる出だしで、掴みはOKでした。ヒロインは長身で清潔感のあるショートヘアが似合っていて、初デートでブチ切れ、すっぴんを誉められ照れる、絶望して声を出して泣く等、感情豊かで印象的でした。病気の事が分かって「早く子供を作れ…」と思ったので、すぐそのシーンになって笑えましたが、ヒロインが主人公の名前を君付けで呼んでいて、愛しさが伝わりました。活力のある人物が動きの鈍い物体へと変わっていく様は、映画表現の一つのテーマであると感じました。どんなに惨めな姿になっても、主人公が最後までヒロインと一緒に過ごす選択もあったと思いますが、まあそうしなかったのも人生という事でしょう。ヒロインの実家が日本家屋で良かったです。お兄ちゃんも厳しくて優しいお父さんみたいなキャラで良かったです。お兄ちゃんの彼女が「(来世で)また会おうね」と言いましたが違和感があり、「ひとりぼっちにはしないよ」と言った方が良かったと思います。写真についての説明が抽象的で楽しめませんでしたが、泣いたり鼻をかんだり忙しかったので、劇場で観たかったです。ポスターで二人の距離が離れているのが気になります。
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