「早老症と写真」桜のような僕の恋人 ABCDさんの映画レビュー(感想・評価)
早老症と写真
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王道の『恋愛×病気』映画かと思ったけど、良い意味で期待を裏切ってきた。
早老症という特殊な病気が話の根幹だが、そこに写真というテーマを入れることで感動的に。他の人より時が速く進もうとも、写真はいつだってその時を思い出させてくれる。変わらないものが写真の中にある。
3月の別れの季節になると特に感じるけどやっぱり写真って良いものだよな、としみじみ。
物語の中盤は主演の中島健人がほぼ出てこなくて、美咲を支える家族の話がメインだったのも良かった。美咲の兄を演じた永山絢斗が1番のハマり役だったかもしれない。
最後、美咲の事を気づけなかった晴人。病気が生み出すものすごくリアルで残酷な現実を突きつけられた感じ。
美咲が亡くなった後に思い出すのも見ていてこっちが辛くなる。
あえてそういう展開にしたのが良かった。
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