「高齢者予備軍として思うこと」マークスマン グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
高齢者予備軍として思うこと
高齢者の死に際や散り際を描く映画が増えました。
有名な俳優の皆さんも、我々一般人と同様、当たり前に歳を取るわけですが、きっとこんな風に〝まるで映画のように死ねたらいいのにな〟と思ってるのではないでしょうか。確か、ランボーもロッキングチェアに揺られながら、矢吹ジョーのように旅立って逝ったのでした。
次の時代を担っていく若者の役に立てたんだ、という安堵感の中で召されていく。
あー、自分もそうでありたい。
とはいえ、この映画のようにいきなり、どこかの若者のために自分が役に立てる、なんて事態に(いい意味で)巻き込まれるような偶然は現実にはまずありません。
そもそも、〝昔取った杵柄〟が狙撃スキルだったり、諜報機関で培ったスキルだなんて人は、あまりいないし、それが必要な事態がそもそも日本では起きない(アメリカだって、映画ほど起きてるわけではない、たぶん…)。
でも、ひょんなことから、若い人とコミュニケーションを取らなければならない状況になるということは、意外とあるわけで、その時に距離が縮まらないとその時出会った彼・彼女の役に立つことは難しい。
でも、たぶんそんなに難しいことではなくて、相手のことを理解しようとする努力ができるかどうか、求められるのはそれだけです。
加齢とともに、自分の体力的な衰えや居どころのなさへの苛立ちを理解して欲しい気持ちが強くなるのはある程度仕方のないことだけれど、同時に自分より若い人たちのことを理解する努力は絶対必要だと思います。
平均寿命が50とか60の頃は必要なかったけれど、70や80という歳まで同じ社会で共生していくのが当たり前になってしまった現代。互いを理解しようとすることの大事さは世代を問いません。
映画のような劇的な死に方はできなくても、共生し認め合ったうえで看取られることはできると信じたい。
今晩は
私は、多分ですがこのサイトを牽引されている諸先輩の中では、若輩者になるのでは・・、と半年前から少しづつ気付きました。(そして、イロイロと触発されるコメントも多くて、感謝です。)
けれども、私は働き先では中堅であり、一緒に働く人達や現場の若手職制には、グレシャムさんがおっしゃる通り”共生し認め合ったうえ”で何とかやる気を引き出して組織力を高めて行ってくれ!と言っています。(非常に申し訳ないのですが、今や製造業は非正規雇用率がドンドン上がってしまっていて、不協和音が起きている職場も多いのです。)
私がいま手掛けているのは、一時的に固定費が上がろうとも、長期的に安定した生産を行う上では、非正規雇用率を下げる事と(かつて、私は労組と話しをして、正式な会議体で非正規雇用率の基準を定めたのですが・・。)非正規の方の正従業員登用数を上げる事です。
あ、又、映画と全然関係ない事を書いてしまいました。では、又。
勿論、返信不要です。
そうですね。
ラスボスが、ちょっとやそっとじゃ死なないもお約束ですね。
この作品は単なるジャンル物にとどまららずに、人を殺すことへの重みに踏み込んでいるところがいいです。最後がよかった。
別作品へのコメの件ですが、ありがとうございます。
いや〜本人的には一応選んではいるんですけれども、お恥ずかしい(汗)
今は映画に割り振れる時間がかなり取れているので、多少強気に行けているのかも知れませんw
グレシャムさん、私も若い人のこと考えます。10代~30代、一番大変で一番アクティブな世代の言葉が全然、政治に伝わってない。その若い世代にも責任がある(投票に行かないその他)が、50代以降はもう居なくていい、若い世代のために動けと思います。本当に。70代以上がどんな小さな自治体であれ上にいるって有り得ない。やめて欲しいです、本当に!
同感です。どう考えてもお爺さんのサザエさんの波平50代(漫画連載当時は55歳だかが一般的定年だったような・・)ですから、時代は変わりますねぇ。せめて「老害」と呼ばれないように・・できれば「介護」の世話にはなりたくないですねぇ。