「自分の人生にとって1番大事なものは?」天才ヴァイオリニストと消えた旋律 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の人生にとって1番大事なものは?
1938年から1985年のお話。
ロンドンに住むマーティンの家に、ポーランド系ユダヤ人の少年ドヴィドルがやって来る。
彼の才能に惚れ込んだマーティンの父親が、彼をホームステイさせたのだ。
ドヴィドル君、自分の才能が分かってる、感じ悪い奴。そんな奴と同部屋で暮らすことになったマーティン、大変だよね。でも、どんどん仲良くなって、本当の兄弟みたいになる。
21歳になりデビューコンサートの日に突然居なくなったドヴィドル。彼は何故居なくなったのか?マーティンは35年掛けてついに辿り着く。
第二次世界大戦、ユダヤ人には大変な時代。ドゥビドルもワルシャワに居る家族の安否が分からなかった。何を優先すべきなのか複雑だ。
この映画、家族、才能、国民性、宗教観、と、いろいろなモノが詰まってるんだけど、全てちゃんと納得できた。納得できなかったのは邦題だけ。直訳したら「名前の歌」だもん。めっちゃ重要な歌でした。
元々、兄弟モノが好きなので、最初から最後までウルウルしっぱなし。音楽も素晴らしく、登場人物達の行動も共感しまくり。
大大満足でした。
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