「欲深いのは資本主義者か」クーリエ 最高機密の運び屋 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
欲深いのは資本主義者か
キューバ危機に際し素人ながらスパイ活動に手を貸したイギリス人セールスマンの話。
1962年10月、ソ連にいる内通者との連絡係として、仕事で海外出張をすることの多い一般人の主人公に白羽の矢が立てられ、CIAとMI6の協力者としてスパイ活動に参加して行くストーリー。
上手いこと口車に乗せられた感のある最初の渡航から、脅しに近い文句で落とされたりと、いやあ、政府機関て汚いよね…なんて思いもありながら、自分から必死に動いたのはアレックスとの親交による情なのか、スジを通したいという信念なのか。
キューバ危機の裏で実際にあったこの作品で描かれている出来事も、主人公についても存じ上げなかったけれど、こんな人間ドラマ的な展開になるとは予想していなかったし、なかなか熱くて面白かった。
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