「映画を通して知る史実」クーリエ 最高機密の運び屋 まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
映画を通して知る史実
映画観賞の楽しみの一つとして、これまで知らなかった史実や物の見方に触れることがあります。
本作はキューバ危機を回避し戦争を免れた大きな歴史の分岐点の裏側にあった二人の男の勇気ある行動を描く物語。
終始緊迫感が続き、終盤は見るに耐えない辛い描写…。自分がやらないと世界が滅ぶかもしれないと追い詰められる極限状態を一人で耐え抜き、文字通り命をかけた男たちの姿が映し出されていました。
緊張状態にある国の人間同士でも友情は築ける。そしてこんな関係から世界は変わるかもしれない。笑顔でお酒を飲む二人の姿のフラッシュバックとベネディクト・カンバーバッチの凄まじい演技と肉体も相まって、ラストは涙。
良い映画でした。
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