モンスターハントレスのレビュー・感想・評価
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武器もパチモン
邦題はモンスターハントレス、HuntressとはHunterの女性形、原題はMonster Huntersと複数形、そうです、同年公開のミラ・ジョボビッチの「モンスターハンター」の勝手便乗、パチモン映画です、製作アサイラムのいつもの詐欺まがい商法ですね。
モンスターは巨大な亀人間風でたった3匹、別のエイリアンによって隔離用のUFOに収容されていた危険生物との設定、これがアリゾナの山岳地帯に墜落、船から出て暴れまわります、後半になって回収に来たエイリアンの母船も登場。
戦うのは米軍の極秘組織ALIEN DEFENSE UNIT(異星人防衛部隊)、大げさな名の割には数人の軍人とエイリアンの武器の研究者だけの貧弱なチーム、窮地に立つとすぐに核ミサイルに頼るのはいつも通りだが、エイリアンを倒せるのはエイリアンの武器だけというパチモン専門のアサイラムらしい設定でどんくさい研究者が重要な役どころでした。
頭の方で過去のアサイラムの似たようなSF作品からの抜粋映像が流れます、質はともかく量の多さにはおどろきですね、予算が無いので例によってチームの内輪もめなどで尺を稼ぐのですがこれが退屈です。
ユニバース
「バトルフィールドTOKYO」(2008)...「ウォー・オブ・ザ・ワールド」(2014)...「インデペンデンス・デイ2016」(2016)...「世界侵略:ワシントン決戦」(2018)...「ザ・トランスフォーム 地球外機械生命体」(2018)...etc. 見覚えのある光景が連なるオープニングが告げるは、この作品が数々のアサイラムプレゼンツ作品を同一世界に統べるべく誕生したモノであるということだろう。 友好的敵対的な数多の接近遭遇を経験した世界線として紡ぐ物語は、今までとは一味違った捻りが利いており、時代の潮流を汲む(単に後追い、パクリとも)センスもさすが。 「インデペンデンス・デイ2016」(2016) から流用された巨大UFOとの戦闘を、編集で敵味方を反転(混乱)させて魅せたのも粋だった。 アサイラム・ユニバース始動!! 「プレデター」(1987)...「アンデッド」(2003)...「ファースト・コンタクト」(2017)...「ダスト・ウォーカー」(2019)...「ディストリクト-X」(2020)...
宇宙人相手にこれだけかよ
宇宙人がやってきて、人間を襲い始める。 とてもショボい対策局は対抗するのだが・・・。 少ない予算でよくやるなぁ、とある意味感心する。
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