「 豊橋で見られればよかった。予告編がひどすぎた。 オノマチの中で...」茜色に焼かれる えみりさんの映画レビュー(感想・評価)
豊橋で見られればよかった。予告編がひどすぎた。 オノマチの中で...
豊橋で見られればよかった。予告編がひどすぎた。
オノマチの中でも最高峰。永瀬にしても、人間の描き方が単純でないのがいい。
オノマチの母はカーネーションのときもそうだけど、怒ったり関わったりしてる割には、ウェットでなくて、人として背中を見せて生きてて、さばさばしてて、どこか達観してて、背中を見せて生きてるところがいい。
息子がすごく良くて、ある意味では単純なんだけど、ラスト、茜色の空をバックに、もう一度言ってというオノマチに嫌だ、というシーン、だよねと言って、片手で自転車を持って息子を抱きしめるシーンがすごくいい。
男たちがここまで最低なはずはないだろうと思ってたけど、実際、最低なことを最近経験してるので。本当に感情移入して、私も一緒に殴ってた。
尊厳の物語。
男の子であれ、弱い母の元にいると同じように傷つけられるということを構造的によく描いている。
テンポも、ブラック的風刺もとても良かった。
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