「小説と現実を行き交う津田に振り回される、その先に待つ結末とは…」鳩の撃退法 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
小説と現実を行き交う津田に振り回される、その先に待つ結末とは…
いやー、まんまと転がされた…。予告通りに進みながらも、沈黙を貫いた秘密と小説家という意味を特と見せられた、鋭いエンタメ作だった。
序盤から蛇足なことを述べるが、藤原竜也は叫ぶのか?なんて思っていた。今回は小説家、だらしがないが書けば才能が光る。早口で淡々と述べていくスタイルは意外と見なかった姿。と思ったら開始1分で蹴られて叫んでた…!笑。いつもの半分くらいだけど。かれこれ藤原竜也でありながら、まだこんな引き出し有りますけど?というキャラクターを見事に体現していた。
この流れで他の人物にも触れると、確かに豪華なんだけど、そこまで固めなくても良かったんじゃない?というのが本音。過度に掻き回されるつもりでいただけに、多くがチョイ役。しかし、それが実はミスリードにつながっているのかもしれないと思うと、それもまた納得してしまう。
ストーリーはさっきも言ったが結構予告編通り。作品の核となるフレーズを携えて観れたのはプラスだったけど。途中、宙ぶらりんにされる様にポカンとしてしまったが、きちんと片付けてくれて何より。途中途中、説明口調で完結させてしまったことはあったものの、全体的に巻かれた謎を鳩の如く帰って落としていったのでスッキリ。
富山弁飛び交う本作。ロケもかなりそっちでやったみたいで、景色も含め色々新鮮。ちゃっかり富山旅行も兼ねて観るのもあり、かも?笑
コメントする