「映画愛溢れる軽いコメディ」カムバック・トゥ・ハリウッド!! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
映画愛溢れる軽いコメディ
何かとサスペンス映画の名作やスターの名前がポンポン出てくる面白さ。極めつけの台詞「エド・ウッドに売ったほうがましだ」で大笑い。借金返済のために金持ちプロデューサー・ジェームズ(エミリー・ハーシュ)に脚本「パラダイス」を売ってくれと交渉されるも、主演俳優が気に入らないマックス。その撮影現場に甥のウォルター(ザック・ブラフ)と向かったが、ふとしたことからスタント俳優のフランクが転落死。これだ!と閃いたマックス(デ・ニーロ)が次の映画で主演俳優の保険金殺人(?)を思いつく。
何しろ、「ジミーじゃない、ジェームズだ」とこだわりを見せる男。ファーストネームがムーアだし、死んだ俳優はピアースだし、明らかに007をパロっている。そんなこんなで、ギャングのレジー(フリーマン)をも納得させ、西部劇を撮ることになったのだ。監督は勢いで選んだ新人女性監督(ケイト・カッツマン)。もちろん、主演俳優が事故死する予定なので、完成させるきはさらさらなかったのだが・・・
荷馬車に火を放ち、馬に乗ったデューク(ジョーンズ)に飛び越えさせるも、全然大丈夫!吊り橋の小細工すら平気。映画の道を選んだことに苦悩し、自殺願望すら持っているデュークなのに、いざとなったら死なない面白さ。徐々に名シーンが生まれ、これは名作になるかも!オスカーだって夢じゃない!と変わっていくのだ。軽いドタバタ劇なのに妙に面白いのです。
最後にオマケで「尼さんの殺し屋」のCMが流れる。ロドリゲスか?!てな感じで、これはこれで観てみたい。“道”と訳すんだろうと思っていたが、この予告編によって“trail”の意味が”予告”なんだろうと気が付いた(あるいはダブルミーニング)。まぁ、オスカー俳優3人という豪華さもあるけど、脚本がとにかく面白かった。ゆるいけどね。
今晩は
今作は、フライヤーを見てスルー予定だったのですが、今サイトを牽引するKossyさんと”お酒の神様”のレビューを読んで、昨晩イソイソと劇場へ。
結論。
面白かったですね。
勝手な私見ですが、現在のハリウッドを代表する、ブラッドピッドとディカプリオに対し、”俺たちの後は,お前らがしっかりとやってくれよ!”というエールを感じた映画でしたし、今は存亡の危機にある西武劇を劇中劇に取り入れた点も良かったなあ、と思った映画でしたね。
毎度です!
確かに今は言葉が一人歩きして意味が変わっていますし、使い方が難しいですよね。
大きい映画でもリメイクなんかだとそう呼ぶ人もいますし…。
70年代を題材にした作品のあらすじに書かれていたのでちょっと気になっただけで、特に拘りはないんですけどねw
ただ、拘る人もいるとい思いますし、難しいので私も使いません(たぶん…)w