「自ら上げた拳を振り下ろすことはできない。」ラスト・シフト ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
自ら上げた拳を振り下ろすことはできない。
ハンバーガー屋で38年間もアルバイトを続ける退職間際の白人貧困層と保護観察中の口の悪い黒人の物語。
アフガニスタン帰還兵の件で互いに分かり合える光明を垣間見ることができたが、互いの怒りや不審感は埋めることができず、時さえも解決できないまま映画は終わる。
このやりきれないクソみたいな世界の多くの人が抱える実態とでも言わんばかりに。「最強のふたり」や「グリーンブック」とは一線を画す作品。
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