「さらりとしていて深い」秘密の森の、その向こう 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
さらりとしていて深い
大好きな祖母の死
母の死への喪失感
その現実に戸惑うふたり
それを上質の短編小説や
深い秋の日の映像詩に変換
物語を8歳の少女を通じ
優しく綴らせた。
そこに有るのは
戸惑いや悲しみ
そして喜び
彼女の超えた時空は
必然であり奇跡では無い。
勿論SFとも思わない。
室内へ差し込む光
風に揺れる木の枝の影は
恐れよりも生や息吹
その印象が強い。
静かな時間は流れ
静かな時間を見る
全編ほぼ音楽は無い
それは素晴らしい…が
後半出る楽曲の選択は
個人的には好きでは無い。
とはいえ、この監督、
上手いな、そう思う。
※
コメントする