「「文芸の香」がする。そんな映画を選ぶのも悪くないと思って。劇場では女装で観てきた作品←おいw」秘密の森の、その向こう 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)
「文芸の香」がする。そんな映画を選ぶのも悪くないと思って。劇場では女装で観てきた作品←おいw
この映画もね、女装で観てきたんですよね Σ('◉⌓◉')エッ!
『フォレスト・ガンプ』→『カンフー・モンスター』→からの女装映画鑑賞第三弾でした。
ちなみに、その後は『ニュー・シネマ・パラダイス』→『音楽』だったです。
この春にでも第六弾を目論んでいるのですが。←懲りてないw
ちょいと離れた街の名画座で『ザリガニの鳴くところ』と同時上映だったと記憶してるです。
時間の都合で『ザリガニ…』は観ていないんですが。
周りをビクビク気にしながらの鑑賞でしたので、お話をほとんど覚えていないのが正直なところです。
「ちょっと男子ー!真面目に映画観てよー!」って話です。
そんなん別にええやん。スカート穿いて観に行くん楽しいんやもん。
なので、思い出しレビューを書くために、再度アマプラで真面目に鑑賞することに決めました。
主演の女の子ふたりが、大変微笑ましかった印象だけは強く心に残っていたので。
珍しく“文芸の香”がする作品でレビュー書くのもええじゃないか、と思っての真面目な再鑑賞です。
きっと私とは相性悪いと思うのですが。
書くにあたって、ヒキョーにも、まず皆さまのレビューを拝読しに行きました。
結果「みなさん真面目か!」でした。私みたいに女装で観に行った人なんて、ひとりもいらっしゃらなかったの。←当たり前です
そして、みなさん本当に文才あるんですよね。しっかりとした感想をコンパクトにまとめていらっしゃいました。
私の駄文とは大違いなの。←当たり前です
ここまで来るのが長すぎる!
アマプラで観るには苦手な字幕版でした。しかもフランス語ときたもんだ。さっぱりだ。
「セシ~ル~♪イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナム~ル」やっぱりさっぱりだ。
ごめんなさい、感想のお話でしたよね。
やっぱりさっぱりだ。
アホの私が観て感想を書くには、高尚すぎる映画でした。
とにかく終始、静かなお話なの。淡々と物語が進むの。何かドラマチックなことが起こるわけでもなく。
起・承・転・結 の区切りからして、よくわからなかったの。←アホやw
ただね、とても微笑ましいシーンが多かったと感じたんですよね。
木に向かってひたすらドングリ投げるとか。ドングリの皮剥いて笛にするとか。
ひとり寂しくパドルボールするとか。棒切れ振って森を散策するとか。お芝居のごっこ遊びだとか。
そんな時の仕草がや表情が、本当にかわいらしいって思ったの。
「それ、楽しい?」って思うんだけれど、娘たちが幼かった頃のこと思い出して、ついつい頬が緩んじゃったの。
「あぁ、あんなふうにして遊んでたっけ…(遠い目)」って。
汚れつちまつた大人にはわからない面白さがあったんだろうなぁ。
ごめんなさい、お父さん…女装して映画観に行くほどまでに汚れちゃったよ…汚れだよ!!
無垢すぎる少女ふたりが本当にかわいいと思ったの。ロリとかそーゆー不純な意味じゃなくて。←おい!
手に付いた土を払い落とすカットとか、ペンギンの子供みたいに、体を左右に揺らしながら“とてとて”と歩く姿だとか。そういう細やかなところのひとつひとつまで、いちいちかわいらしいと思ったの。犯罪者目線じゃなくて。←だから!
きっと監督さんは、あえて演技をさせなかったんでしょうね。“素の子供”のままの姿を撮りたかったんでしょうね。
アーティスティックな作品なので"✖✖がいる森"みたいなアホな展開にはならなくてよかったです。
でも初見時は、何かよからぬことが起きるんじゃないかと思って、ヒヤヒヤしながら観てたんですよね。女装で。別の意味でもヒヤヒヤしながら(笑)
冒頭のシーンでのママ。後ろからスナック菓子やらジュースを差し出されても、ひたすら前方注意の模範運転ったので、事故らなくて安心しましたよ。
このお話、タイムリープファンタジーのおとぎ話だったのですね。←今さらかよ!
はい、ネットの資料を読んでやっと理解できかけました。(できたとは言ってない)
アホの私には、それがどこで切り替わったのかがさっぱり???だったから。
ようやく物語1/3になって、自分がマリオンの娘であるとネリーが告白して、家に招くシーンまでは、やっぱりよくわかんなかったの。
でも、この映画ね、キャスティングがとても上手だと思ったの。ふたりの顔だちがあまりにもソックリなので、もしや!と思い、調べてみました。
やっぱり双子だったのですね。そして、ママ、おばあさまの親子三代に渡って、違和感なく面影がしっかりあったし。
あまりにも同じ顔だちなので、劇中でこんがらがってきたんですが。途中でやっと見分け方がわかったです。青の服がネリー、赤い服がマリオンだと。
私が書きがちな食事のシーンが、大変美味しそうに見えたんですよね。
冒頭のスナック菓子だとか、ふたりが雨の森で出会った時の、温めたミルクに何やらを浸して食べるシーンだとか。(オレオ?)
ママが作ったスープに細切りのチーズ溶かして食べるところだとか。←でもアレだけは、やっぱり不味かったの?ゲロ吐き遊びしてたし(笑)
物語も終盤の終盤になって、軽快な音楽に乗せてゴムボート漕ぐシーン。そこでやっと物語の佳境キター!って思ったの。
ここでマリオンが時間の間に消えちゃって、ネリーが悲しむ展開になるのかな?なんて思った自分はとことんアホでした。最後の最後まで静かな余韻のお話でした。
結局、なーんにもよくわからなかったのですが、観終えてから妙にほっこりした気持ちになれた作品でした。
セリーヌ監督ごめんなさい、アホの私にはやっぱり“文芸の香”がよく理解できなかったよ。
そこを楽しんでみようかと思った無謀なチョイスだったよ。
さぁ次回は、何観ようかな?ポテチみたいに大味なハリウッド大作か?はたまたどーしよーもないB級グルメ作品か?