「抽象的な表現が好きな人向け?」秘密の森の、その向こう ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
抽象的な表現が好きな人向け?
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決して難解ではないけど、説明もセリフも少なくて、あ、という感じで終わってしまう。7歳の子どもなら、森で出会った女の子の自宅が自分のおばあちゃんの家と同じなら、その時にそれを言うと思うんだけど、黙っている。 3世代の女性、と宣伝されているが、祖母とのコミュニケーションは殆どなくて(恐らく「オーヴォワール」と言えた、ということ)予告編を見ている者にはそこで説明されている感じがした。要は子ども目線で繊細な心情を描いた作品。
祖母の死により森の中の実家の片付けに行くが、途中で31歳の母親は身勝手にも出て行ってしまう。父親と2人になった主人公は、ボールを探しに行った森で母親と同じ名前の自分と瓜二つの同い年の女の子と会う。その子の家は祖母の実家の昔の状態の家で、祖母と同じく足の悪い母親と暮らしていた。女の子は3日後に足の手術をすると言う。自分の家にも連れてきて父親(将来の結婚相手)と3人で過ごしたりして、手術まで2人は出来るだけ遊ぶことにする。
子どもは親の行動を静かに見て感じ取っている、ということ。
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