「アルバトロス配給作品にしては珍しく見応えあり」アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
アルバトロス配給作品にしては珍しく見応えあり
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ポスターや予告編を見る限り、コメディタッチの作品かと思いきや、どちらかというとヒューマンドラマの側面が色濃く出てて考えさせられる部分も多い作品。
導入部分では「恋愛要素に特化したドラえもん」とでも言うべき超絶イケメンの人型アンドロイド・トム(ダン・スティーブンス)がAI学習機能をフル活用して、天邪鬼なキャリアウーマン・アルマ(マレン・エッゲルト)の心に寄り添うべくアップデートを繰り返していく。正に近未来のARを具現化したような展開。
ただ、妹や元恋人への嫉妬心や認知症の父への向き合い方など色々な事と葛藤している依頼主アルマの姿を見て人と人との対峙の仕方や適度な距離感の取り方を学んでいくトムとそれを素直に受け入れられない卑屈な自分自身に辟易するアルマ。
何とも言えないもどかしさに焦ったさを感じつつも知らず知らずに物語に入り込めていた。
チラチラ見えるマレン・エッゲルトの胸元が大学教授という役柄上どうなのか? とも思ったりもしたが、夜な夜なダンスホールに繰り出すほどオトコに飢えてるんだ、ということを表している演出としてはストレートで、良かったのかな。
個人的にはセックスシーンまでは必要なかったとは思うが・・・
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