「哲学的なタイトルに惑わされずお気軽に楽しんで。」偶然と想像 ごーるどとまとさんの映画レビュー(感想・評価)
哲学的なタイトルに惑わされずお気軽に楽しんで。
「偶然」をキーワードにした3つの短編オムニバス。
どこかで繋がっているのかなと思ったのですが、全く繋がりのない独立した3つのストーリーで気楽に観れます。
作品にはガッツリ浸かりたい派なのでオムニバスはあまり好きでは無いのですが、どれも会話劇としてとても面白かったです。
その会話のテンポが非常に良くて古川琴音さんの魅力が光る「魔法」。
エロチックでドキドキしてると(えーっ!)っていうコント的展開に仰天した「扉は開けたままで」。
エスカレーターですれ違った高校の同級生の二人、ラストの“芝居”が優しい「もう一度」。
「ドライブ・マイ・カー」の濱口監督らしく演劇っぽくて独特の演出をされています。
平板な台詞回しなどは好みがはっきり分かれるでしょうね。
私はもっと感情的な芝居になってもいいのに、と感じました(扉は開けたままで)。
ドライブマイカーの方が好きかな。
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こころさんのコメント
2022年1月8日
ごーるどとまとさん
コメントへの返信有難うございます。
1話目の「魔法(よりもっと不確か)」、率直なやり取りにグイグイと引き込まれました。古川琴音さんの小悪魔ぶりに 👀でしたが。激しい感情の動きも「恋」のリアルかも知れませんね。
1話推し、私も嬉しいです(^^)
一方で2話目の「扉を開けたままで」、延々と何を観せられているのだろうと…。(ストレート過ぎてスミマセン。。)
「ドライブ・マイ・カー」その先が気になる小説のような作品でした。