「静かに、しかし深く感動した」偶然と想像 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
静かに、しかし深く感動した
「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」「ドライブ・マイ・カー」に続く濱口竜介監督の新たな傑作。
これは心に刺さる3つの短編のオムニバス。
①魔法(よりもっと不確か)・・・親友と仲良くなった男性が2年前に別れた元カレだと気づき、彼と再会するが…
② 扉は開けたまま・・・落第し内定取り消しになった男子学生が大学教授を逆恨みし、ハニートラップを仕掛けようと主婦で年上のセフレ女子学生に教授の研究室を訪ねさせるが…
③ もう一度・・・高校時代に友人だった2人の女性が地元・仙台で20年ぶりに再会したが、話が噛み合わず…
「偶然」から導き出される真実は往々にして厳しいものだが、それも一つの通過点なのだろう。未来まで見えた気がした。
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