仕掛人・藤枝梅安のレビュー・感想・評価
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トヨエツの梅安、イイね!
登場人物が微妙に絡み合っていて過去の経緯がキーになる展開が絶妙だった。キャスティングが見事にハマっていたと思いました。仕掛人のキャラに人情味が溢れていて全体的に殺伐としないところが特に良かった。
第二部、もの凄く気になります。
エンディング後に前振りがあります。
是非映画館で🎦
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時代劇のシブさにはまったぁー!!
時代劇のイメージが全く変わった!
画面全体が薄暗い照明でモノトーン調にまとめられ、小道具類、登場人物たちの所作、VFXを駆使して再現された江戸の街並みや風景など、
すべてが洗練されていて今どきのセンス満載!
…シブい!
また、キャストがいい!
トヨエツの梅安、ハマり過ぎー
愛之助の彦次郎、天海祐希のおみのもよかった
梅安と彦次郎のほのぼの仲良し男やもめコンビの
裏の顔が仕掛人!
このギャップがたまらん!
善悪が入り混じった日本オリジナルの
ダークヒーローの誕生だ
バックに流れる音楽も
映像にしっくり合ってて、
時代の雰囲気を盛り上げる
同じ時代劇でも、
公開中の「レジェンド&バタフライ」が
華やかエンタメ系、夫婦愛を軸にしたロマンチック路線だとすると
この作品は
年齢層問わずに受け入れられそうな
シブくて、とにかく冷徹なところもカッコいい、
けど!人情系ヒーローものって感じ?
見比べてみるのもおもしろいかも
あー、日本映画には
まだまだこんなにいろんな味付けができる
「時代劇」って素晴らしいジャンルがあったじゃん!
…って、あらためて気付かされた
そういうもんだろ人なんて
表の仕事は鍼医者の仕掛人、藤枝梅安が料理屋万七の女将おしずの仕掛を依頼される話。
3年前に一度だけ絡んだ蔓の田中屋久兵衛の依頼で万七の先代女将を仕掛ていた梅安が、内情を探る為に万七の女中に近づき、そしておしずと対面して…というストーリー。
単独仕事の仕掛人だけど、気の合う仕掛人で表の仕事は楊枝職人の彦次郎とも絡みつつ、おしずの裏の顔や過去に迫って行く展開で、同じ原作からの派生の必殺シリーズとは異なりエンタメ感はあまりなく、シリアスだけど堅過ぎず、そして適度にドロドロ。そして仕掛はお見事。
淡々としているけれど悲しさも孕んだ物語で面白かった。
エンドロール後次作の切っ掛けと思しき、彦次郎の過去に纏わる胸糞エピソードがあるので、次作も観賞するつもりの方はしっかりみましょうね。
作品とは関係ないけれど、途中20分間ぐらい客電が点灯した状態で上映が続き、映像があまり良く見えず…タイミングを見計らってスタッフに連絡しに行ってようやく消灯する始末。
上映後ポップコーンの割引券渡されてイラッとした。誰もが映画館でポップコーン食べると思ってんのか?
しかも割引券、しかも期限付きって…ただ謝罪してくれた方がよっぽどスッキリするわっ!!
お金に目が眩んだ結果
純真無垢だった女性の気持ちまで変えてしまう過程を、痛切に描かれていました。
冒頭部分の場面で無理やり男性の相手をさせられていた着物の女性が艶っぽい姿でした。
鍼医者である梅安が男性を始末して、海に水死体が浮かび上がりました。
しかし、それで無事に解決とはならず女性が亡くなることを何となく予知して感情移入氏ながら見ることが出来ました。
万七の店を天海祐希演じるおみやが切り盛りするようになった後に、料理にもお客にも品格があった店を梅安が器から見抜いていて
陰陽、表の顔と裏の顔がある鋭い感覚が研ぎ澄まされていました。
おもん、菅野美穂も未亡人を演じていて
男性に尽くす健気さがありました。
第一部となっていますが続きが気になるラストでした。
池波正太郎の時代小説を読んだことが無かったのですが、こちらの映画を見たことがきっかけで知識を得ることが出来て良かったです。
ザ・和の色気
何もかもがかっこいい
かつてない、かっこいい梅安に痺れました。
照明・色味、カメラワーク。
巧妙なミニチュアやVFXの組み合わせ。
川井憲次の音楽。
トヨエツに片岡愛之助。
何もかもがかっこよかったです。
(過去作を否定するわけでなく、新しい切口というイメージ。ただ、TVが主戦場の監督のせいか、少し細かくカット割すぎかも、ってとこはありましたが)
絶対に続編も観る!!
あと、腹が……減った……
分とく山や京都八百忠監修の料理が、次々と画面に。
観終わった頃には、井之頭五郎状態に!
エンドロールが始まっても最後まで椅子に座ってて
せっかちなおじさん達が5名ほどエンドロールが始まったら外に出て行ったけどエンドロールが終わったらパート2のプロローグがある。これから見る人はすぐに席を立たないように。池波さんのは小説で読んだりテレビで見たりしています。あのテイストを継承はしているものの少し暗めのトーンで物語は進んでいく。も少し明るめの色彩も見せてくれたらよかったなー。仕掛け人が2人しかいなくてつなぎの役割の人とかもう少し登場人物がいてもよかった。悪役ももっと巨悪にしてほしかったな。見てるこっちが殴りたくなるぐらいの悪役。それと池波小説に外せない江戸料理。その画をもう少し多めに見せてくれたらよかったなー。でも、見終わったら当然、蕎麦屋に直行して、熱燗で一杯やりました。パート2も期待してます。
仕掛人ならではの苦悩
これぞ時代劇
久し振りに時代劇を観た
部屋の暗がりなど細部にこだわった映像も見事で、全編に渡って、殺気と緊迫感に包まれていたのです。最後までどっぷりと物語に浸れました。
普段は腕の良い江戸の鍼医者だが、実は悪人を葬るすご腕の。仕掛人”でもある。藤枝梅安。テレビドラマや映画で数々の名優が演じてきたキャラクターに、豊川悦司が新たな命を吹き込んだ。紛れもなく、当たり役である。
品川台町の藤枝梅安(豊川悦司)にはふたつの顔がありました。腕の良い鍼医者の表の顔と、“蔓(つる)”と呼ばれる裏稼業の元締から金をもらって、生かしておいては為にならない奴らを 闇に葬る冷酷な“仕掛人”の裏の顔だったのです。
ある晩、仕掛の後、仕掛人でもある楊枝作りの職人・彦次郎(片岡愛之助)の家に泊った梅安は、帰り道、浪人・石川友五郎(早乙女太一)が刺客を斬り捨てる場面を目撃します。刺客が死んだことを確かめ、医者が出る幕ではないと悠然と立ち去る梅安を、浪人はにらみつけていました。その後、梅安は蔓である羽沢の嘉兵衛(柳葉敏郎)から料理屋・万七の内儀おみの(天海祐希)の仕掛を依頼されます。実は三年前、万七の前の女房おしずを仕掛けたのは他ならぬ梅安だったのです。
梅安は、万七の女中おもん(菅野美穂)と深い仲になり、店の内情を聞き出す。おもんの話では、おしずの死後、おみのが内儀になってから、古参の奉公人たちが次々と去り、店の評判は落ちているのに儲けだけはあるというのです。おみのは店に見栄えのいい娘を女中として雇い入れ、客をとらせているのでした。
おしず殺しの依頼人はおみのなのか?...。殺しの起り(依頼人)の身元を探るのは、仕掛人の掟に反すると知りながら、梅安は三年前のいきさつを知りたいと思い始めました。そして、初めておみのの顔を見た梅安は息を吞むのです。それは梅安に暗い身の上を思い出させる対面だったのです...。
仕掛人を雇う。蔓へ依頼人を指す。起り”など、原作者の池波正太郎による造語の説明がそれとなく入ります。さらにVFX(視覚効果)の活用により再現された江戸の街並みや、梅安は鍼、彦次郎は吹き矢で人を籾めるシーンのリアリティーもすさまじかったです。 石川友五郎が大勢の刺客に囲まれたとき見せる、殺陣のシーンも、従来のチャンバラ時代劇とは違って、ヨレヨレになりつつも紙一重で相手の剣から逃れて、必死で斬り殺すという大変リアルなものでした。部屋の暗がりなど細部にこだわった映像も見事で、全編に渡って、殺気と緊迫感に包まれていたのです。最後までどっぷりと物語に浸れました。
これならこのシリーズや時代劇になじみがない人でも、違和感なく世界観に入り込めるはずです。
本作では、皆さんがイメージしがちな必殺シリーズでは、考えられないことが起こります。
原作をご存じなら、幼い頃に生き別れた妹をこともあろうにも殺しの依頼を受けて殺してしまうのです。妹であることを知ったうえで。梅安は、いったん引き受けた仕掛は、絶対に遂行するという仕掛け人の掟を、冷徹に顔色一つ変えることなく貫徹させるのです。 では梅安は鬼なような男だったのか?いいえ、妹を殺したあとは幼い時の妹の思い出がよぎり、人としての悲しみの表情をみせてグッときました。そんな梅安の表の顔と裏の顔の落差が本作の一番の魅力でしょう。
豊川が演じる梅安は優しさの一方で冷酷さ、そして男の色気も醸し出します。彦次郎と2人きりで会話する場面が多いのですが、言葉の端々から揺るがない信頼関係が伝わってきます。4月には第2作が公開予定です。エンドロール後には、第2作につながる京への二人旅の途中がわりと長く描かれました。
時代劇という名の日本人の命脈
期待をせずに唯必殺シリーズの元となった藤枝梅安。ただそれだけの軽い気持ちで見に行った本作ではただただ圧倒された。
最初に絡みから始まった時点ではこれはダメかなと思いきや、最初の仕掛けとの繋ぎ。
そして、仕掛けの裏側そこからのシーンに惹き込まれる。
基本的に梅安と彦さんのシーンでは淡々とした中にも親愛の感じで溢れている。
これらのシーンではBL感を感じるので今の時代に合ったのかとも感じるがそもそも衆道という形で古来から存在し、世界観にマッチしているだろう。
天海祐希演じるおみのも単なる悪女の様な演技から地獄をくぐった背景、そして梅安との関係性も引き込まれる要因だが鳥を見た時の梅安。
その頭によぎったものは。。
また板尾釧路の真面目くさった顔での目線だけで好色を演じる悪役らしき悪役。
早乙女太一の、ひとり若々しさを感じる殺陣と演技が静なる作品に動をアクセントとして加えている。
菅野美穂のおもんが役柄として弱すぎたのが少し残念だが、
全体的に骨太な時代劇の完成形だと思う。
これは是非第2話も見るべき作品です。
ただ、エンディング後の第2部への続き。
彦の仇が見つかった際の回想シーンの腰振りは一切要らない(笑)
本格時代劇!
ドラマとしては完璧かと
昔なつかし必殺仕掛人。
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