「お金に目が眩んだ結果」仕掛人・藤枝梅安 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)
お金に目が眩んだ結果
純真無垢だった女性の気持ちまで変えてしまう過程を、痛切に描かれていました。
冒頭部分の場面で無理やり男性の相手をさせられていた着物の女性が艶っぽい姿でした。
鍼医者である梅安が男性を始末して、海に水死体が浮かび上がりました。
しかし、それで無事に解決とはならず女性が亡くなることを何となく予知して感情移入氏ながら見ることが出来ました。
万七の店を天海祐希演じるおみやが切り盛りするようになった後に、料理にもお客にも品格があった店を梅安が器から見抜いていて
陰陽、表の顔と裏の顔がある鋭い感覚が研ぎ澄まされていました。
おもん、菅野美穂も未亡人を演じていて
男性に尽くす健気さがありました。
第一部となっていますが続きが気になるラストでした。
池波正太郎の時代小説を読んだことが無かったのですが、こちらの映画を見たことがきっかけで知識を得ることが出来て良かったです。
とんでもない!失礼しました。池波正太郎さんにご許可いただいて娘の芸名を池波に、というのは志乃さん・父親の馬生師匠が、ということらしいので、美紅さんが書かれていることと同じようなものですね。
今後ともよろしくお願いします。
池波志乃さんが大好きだったので、病気や急に痩せたりなどでお芝居から離れていたのがとても残念でした。でも2019年大河ドラマの「いだてん」で志ん生の奥さん役で出演していて嬉しかったです。
美紅さん、こんばんは。池波志乃さんは芸名として池波を名乗っていますが落語家一家に生まれたお嬢さんです。父親は金原亭馬生(きんげんてい・ばしょう)、おじさんは志ん朝(しんちょう)、その二人の父上(池波志乃の祖父)は志ん生(しんしょう)です。池波という珍しい姓だとこんがらがりますね。知ったかぶりですみません。